三本ぶな山

三本ぶな山


【日時】 2019年3月17日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 東山連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 三本ぶな山・さんぼんぶなやま・576m・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/長岡/半蔵金
【コース】 杜々の森より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:20 新潟=(R.49、R.403、加茂、R.290、森町、R.290、栃尾、西野俣 経由 経由)=7:50 杜々の森〜8:10 発―9:34 606.5mピーク〜9:41 発―10:04 三本ぶな山―10:24 606.5mピーク―11:05 杜々の森=(往路を戻る)=13:15 新潟
 長岡東山連峰の東の長岡市(旧山古志村)と魚沼市との境界部には、600m程の標高を持つ山塊が広がっており、地図には、尖山、談合山、三本ぶな山といった山名が記載されている。一般的な登山者への知名度はほとんど無いが、北山麓にある杜々の森は百選に選ばれた名水で知られている。

 海外旅行に出かけるため、次の山行は4月になってからになる。今シーズン最後の最後のスノーシュー歩きのため、定番コースになっている三本ぶな山に出かけることにした。
 雪融けが進んでおり、路肩の雪もほとんど無くなっており、途中で見る大平山も茶色い地肌が目立っていた。この山でのカタクリ見物もあと少しである。西中野俣の集落に入って坂道を上がっていくと、一面の雪原が広がるようになって名水公園に到着した。
 公園入口からは水汲みの人の足跡がついていたが、湧水脇から先の林道にはスキーの跡が残されているだけであった。雪の表面はしまっていたが、足を乗せると踏み抜く状態であり、スノーシューを履く必要があった。2007年と2018年のちょうど同じ時期にも歩いており、その時はカリカリ雪で楽に歩くことができたが、今回は一歩ずつ足が取られる歩きになった。
 森林公園の池やドーム状の施設を見下ろしながら林道をひと登りすると、棚田が広がるようになる。その先で、林道が大きくカーブしながら高度を上げて再び水平道に変わると、左に窪地が現れ、ここがとりつきになる。
 窪地を東に進むと、長岡市と魚沼市の境界となる尾根に突き当たり、後はほぼこれにそって606.5mピークを目指すことになる。ただ、急な斜面が繰り返し現れるため、コースを考えながら登る必要がある。一面の雪原の歩きは、この山のだいご味である。
 606.5mピークの下に出ると、正面は急なため、左に斜上して尾根に取りつく。尾根上に出ると、守門山塊や浅草岳の眺めが広がり、汗を拭きながらひと息ついた。この先は、尾根の登りも僅かで606.5mピークに到着する。白いドーム状の山頂からは、五百山から鋸山を経て萱峠、猿倉山に至る長岡東山連峰の眺めが大きく広がっている。南には談合山や尖山を眺めることができ、その先の越後三山は春霞みにかすんでいた。
 三本ぶな山へは、少し戻った所から杉林の中を東に向かう。崖際に出ると守門山塊と浅草岳の眺めが広がり、眺めを楽しむために足が止まってしまう。途中で南に方向を変えるが、杉林の中で見通しが効かないために注意が必要である。林道に下りたって、後はほぼ水平な道を辿ると、三本ぶな山に到着する。以前はマイクロウェーブ施設があって、迷う心配はなかったが、現在は撤去されて場所が判りにくくなっている。施設があった広場の奥にはすらりとした林が広がっているが、これはホオノキの林のようである。
 606.5mピークに登り返してからは、雪も緩んで少々の急斜面でも下れるようになり、ダウンヒルを楽しみながら戻った。
 歩きの途中から雲が広がってきていたが、家に戻ると雨が降り出し、良いタイミングで山歩きを楽しむことができた。

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