八方台

八方台


【日時】 2019年3月10日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 長岡東山
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 八方台・はっぽうだい・567.7m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/長岡/栃尾
【コース】 軽井沢より森立峠経由
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:10 新潟=(R.49、R.403、加茂、R.290、森町、R.290、栃尾、北荷頃、一ノ貝 経由)=7:55 軽井沢除雪終点〜8:18 発―8:36 森立峠―9:14 マイクロウェーブピーク―9:45 八方台〜10:05 発―10:33 マイクロウェーブピーク―10:58 森立峠―11:18 軽井沢除雪終点=(往路を戻る)=13:15 新潟
 八方台は、長岡東山の丘陵地帯北部にあり、山頂下の台地一帯は八方台いこいの森として整備されている。八方台へは森立峠から車道が通じているが、長岡方面からの登山道も整備されている。

 土曜日に雪割草見物を行えたので、この日曜日は雪山。下越方面は例年に比べても雪解けが進んでいるので、雪が多いはずの八方台に出かけることにした。  栃尾に入っても雪はほとんど無く、鶴城山も茶色の山肌が広がっていた。それでも北荷頃からから坂を上がっていくとみるみる雪が多くなった。それでも、森立峠への入り口に到着してみると、いつも使っているマイクロウェーブピークへのルートは、藪が出ていた。楽な森立峠経由で歩くことにした。
 森立峠への道には、何人もが歩いた跡があった。スノーシューやスキーの跡も見られたが、つぼ足の跡も多かった。雪の上に立つと、つぼ足でも潜らなかったので、スノーシューはかついで歩くことにした。
 昨年の4月1日にもこのコースを歩いているが、今回は路肩の雪もまだ消えてはおらず、フキノトウも期待できなかった。「長岡レクリエーション公園」の入り口を過ぎると森立峠に到着するが、気温が上がって潜るようになったので、ここでスノーシューを履いた。  森立峠からも林道歩きが続くが、不思議なことに自転車らしき一本の轍が続いていた。成願寺方面から自転車で上がってきて、雪が多くなってもひきづって歩いていたようである。八方台経由で栖吉へ下ったようだが、大変な労力であったろう。
 見送り地蔵を過ぎると、森立旧道から分かれる実線道が合流するが、そこに「戊辰戦争史跡案内標識 御殿場見下ろし塔」と書かれた新しい石碑が置かれていた。昨年歩いた時は気づかなかったものである。地形図にも書かれている、林道から少し下がった所に見えている石塔のことであろう。また「夕雲先生・・(下部は雪に埋もれて読めず)」と書かれた新しい石碑もマイクロウェーブピーク入り口の林道脇にも見られた。夕雲先生というのは、どうやら郷土の有名歌人で、戊辰戦争とは関係ないようである。
 新しい石碑の発見もあったが、長岡市街地や米山を眺めながらの歩きは楽しかった。前方に見える台地状の八方台も次第に近づいてきた。八方台の手間で林道から分かれてショートカットすると、三角点脇に登りつくことができた。
 雪原の広がる八方台を横断して、南の崖際に進むと、ベンチが現れており、腰を下ろして休むことができた。台地状の大平山の向こうに守門山塊が大きく広がっていた。その両脇には粟ヶ岳や川内山塊、浅草岳も望むことができた。いこいの森の施設も眼下に見下ろすことができた。山は白く輝いていたが、里は雪が消えており、春山の眺めであった。
 下りは雪もゆるんでスノーシューがなければ歩けない状態であった。定番の八方台であったが、今回も楽しむことができた。八方台への長岡側からのコースには歩いていないものがあるので、カタクリの花が咲く頃に歩くことにしよう。

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