角田山、六萬部山

角田山、六萬部山


【日時】 2019年3月9日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高三角点・県名】
 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟
【コース】 登り:桜尾根コース 下り:灯台コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【ガイド】なし)

【山域】 西山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 村岡城跡・むらおかじょうせき・80m・なし・新潟県
 六萬部山・ろくまんぶやま・80m・なし・新潟県
 久田城址・くったじょうし・60m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/出雲崎/出雲崎
【コース】 妙法寺より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:50 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由)=7:30 角田浜〜8:00 発―9:20 角田山〜9:35 発―11:02 角田浜=(R.402 経由)=11:50 妙法寺〜12:15 発―13:35 久田城址―14:36 妙法寺=(R.402 経由)=16:30 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。四季を通じて登られている山であるが、特に春の雪割草の時期には、県外から観光バスを連ねて団体がやってくるようにもなっている。

 越後線妙法寺駅の北側にある日蓮宗妙法寺の裏手には、元享の頃(1321〜1324年)に村岡三郎の築いた村岡城跡があり、一帯には遊歩道が整備されている。遊歩道最高点の六萬部山は、大乗妙典六万部が納経されたという謂れがある。

 雪割草の季節、角田山には大勢の登山者が訪れ、特に桜尾根は大混雑になる。ネットの情報を見ていると、従来の登山口が閉鎖になって、少し離れたところに移ったという。桜尾根は2011年以来歩いていないので、記憶を新しくするために出かけることにした。
 角田浜に到着すると、思ったよりも車は少なかった。山を見て、時間配分に失敗したことに気づいた。桜尾根は西斜面で、太陽がまだ差し込んでおらず日陰になっていた。太陽が当たるにはかなり待つ必要がありそうなため、朝食をとった後に歩き出した。
 旧登山は、情報通りにロープや梯子で閉鎖されていた。登山口の脇にカフェができて、そこの駐車場に車が出入りするため、登山者が邪魔になるということのようである。灯台方面に車道を進むと、車二台ほどの空き地があり、そこから戻る方向に登山道が始まっていた。斜上して進むと、閉鎖された旧登山口のすぐ上に出ることができた。後は、従来と変わらないコースになる。ただ、登山口の標識のようなものはないので、事前に情報を得ていないと、桜尾根コースは閉鎖されたと思いかねない。
 桜尾根は、取りつきから雪割草のお花畑が広がる。危惧していたことだが、太陽がまだ当たっていないため、雪割草の花はまだ開いておらず、また日陰のために色もくすんでいた。ここでの花の撮影は諦めて、登りに専念することにした。もっと時間が経てば花も開くはずだが、登山者も多くなって、登山道に立ち止まっての撮影は難しくなる。
 標高150mの急登を終えると、緩やかな尾根歩きになってひと息つくことができる。尾根歩きをしばらく続けていくと、再び急な階段登りが現れる。カタクリの時期には、谷間のお花畑が美しいが、まだ花はなく登りに専念することになった。再び緩やかな尾根に変わると山頂も迫ってきて、五ヶ峠からの登山道に飛び出す。この分岐からは僅かな距離で角田山の山頂に到着した。
 角田山の山頂は、時間が早いためか、まだ閑散としていた。ひと休みした後、灯台コースに向かった。灯台コースも、急坂で、階段状に整備された所が多い。段差が大きく、下りといっても足の負担は大きかった。
 灯台コースでは、梨ノ木平付近で雪割草が咲くが、花はまだであった。下ろうとすると、細尾根が下っていく先に大佐渡山脈がまだ真っ白な姿を見せていた。他では見られないダイナミックな眺めであった。岩尾根を下る頃には、大勢の登山者とすれ違うようになった。
 細尾根の先のピークに登り返した後は、灯台や日本海の海原を見下ろしながらの下りになる。灯台よりの角田浜は、浸食が進んで砂浜が削られて、海の家も何軒か無くなっていた。登山道の取りつき部も変更になっていた。駐車場の車も多くなっており、晴天につられて山にやってきた者が多かったようである。
 角田浜での雪割草見物は空振りに終わり、時間もまだ早いため、六萬部山に向かった。日本海沿いの道が続き、ドライブを楽しむことができた。いつものように久田城址まで歩いた後に引き返した。

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