鳥屋山

鳥屋山


【日時】 2019年1月3日(木) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 北会津
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 鳥屋山・とやさん・586.6m・一等三角点補点・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/野沢
【コース】 別茶屋より
【ガイド】 分県登山ガイド「福島県の山」(山と渓谷社)

【時間記録】 6:30 新潟=(R.49 経由)=8:05 別茶屋登山口〜8:30 発―9:44 鳥屋山〜10:00 発―10:30 別茶屋登山口=(往路を戻る)=12:20 新潟
 鳥屋山は、磐越道西会津ICの北の阿賀野川左岸にある里山である。一等三角点が置かれ、山頂は木立に囲まれているが付近からは飯豊や磐梯山の眺めが広がっている。漆窪から始まる登山道沿いにはカタクリの群落が広がっており、4月中旬頃にお花畑を楽しむことができる。

 2016年、17年、18年と1月2日に鳥屋山で登り始めを行ってきたが、昨日は道路に雪が積もっていたことから峠越えを避けて月山を登った。1日遅れであるが、鳥屋山に出かけることにした。
 昨晩も少し雪が降ったようで、津川から先は道路にうっすらと雪が積もっていた。別茶屋に到着して、軽井沢への車道に進んだ。雪が多ければ、入口脇の崖をよじ登って尾根末端に出ることもできるのだが、藪が出ていた。400mほど進むと、左手に鳥屋山の登山口の看板が現れる。その先のカーブ地点が道幅が広く車を置くことができる。
 登山口で雪の状態を見ると、雪に埋もれたトレースが付いていた。つぼ足では潜るため、車道脇でスノーシューを履いた。シーズン初めで雪が多い場合には、スノーシューに延長板を装着する場合もあるが、この日はその必要は無かった。
 しばらくは車一台の林道歩きになる。車を乗り入れてきた車道の一段上を歩くため、転落には注意しなければならない。雪の多い所では膝程まで潜る所もあれば、杉林の中では全く潜らない所もあり、スノーシュー歩きとしては、まずまずの難易度であった。
 数回カーブを繰り返すと、雑木林の広がる尾根沿いの登りになる。雲が流れると、太陽が顔を出して、雪原が輝いた。休みも兼ねて、写真を撮りながらの歩きになった。杉林の脇を通り過ぎてもうひと登りすると、幅広尾根の歩きになる。山頂も近づいてきているが、雪も多くなって体力を消耗するようになった。この日はトレースに従っていたため、自分でコース判断する必要は無かったが、夏道に沿って歩いていた。そのため、地形図の破線とはずれていたが、雪が多ければどこを歩いても支障はない。
 漆窪へと続く尾根上に出て、ここは右折。鳥屋山の山頂もあと僅かである。周囲の木立も雪をまとって美しい眺めを作っていた。
 鳥屋山の山頂には、立派な山頂標識が置かれているが、登頂日を示す数字板も設けられている。見ると、平成31年1月1日とあった。毎年元日登山を行う人がいるようである。平成の最後の日と新元号の初日には、この山頂標識で記念写真を撮る人がいそうである。
 丁度青空が広がって、会津盆地の向こうに磐梯山と吾妻連峰を眺めることができた。北には高陽山と高森山が並ぶのを眺めることができたが、飯豊連峰は雲に隠されていた。
 山頂を吹き抜ける風は冷たく、ひと通り写真を撮った後に下山に移った、下りは雪の状態も良く、短時間で下山することができた。

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