月山

月山


【日時】 2019年1月2日(水) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 津川周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 月山・がっさん・336.5m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/越後豊川
【コース】 小山より
【ガイド】 緑に親しむ新潟県森林浴の森100選(新潟日報事業社)

【時間記録】 8:00 新潟=(R.49、津川 経由)=9:10 小山〜9:35 発―10:20 月山〜10:35 発―11:10 小山=(往路を戻る)=12:30 新潟
 月山は、会越国境の御神楽山の登山口にあたる旧上川村にある丘陵である。山頂付近には、ブナ林が残り新潟森林浴100選にも選ばれ、ハイキングコースとして整備されている。

 昨年末の寒気の訪れによって、ようやく雪も積もり始めたようである。ただ、藪を覆いつくすほどではないため、雪山シーズン初めの定番の山を選ぶしかないということで、月山に出かけることにした。
 起きてみると、シャーベット状の雪が道路に積もっていたため、お餅を食べてから出かけることにした。途中までは道路に雪が残っていたため慎重な運転に心がけたが、津川に入ると道路の雪は除雪車によってきれいにかたずけられていた。おかげで、小山手前の坂も問題なく上ることができた。
 小山集落奥の除雪終点部に到着して、まずは除雪の山の確認。30センチほどしかなく、今シーズンの雪の少なさを改めて知ることができた。もっとも、昨晩の雪によって、木々に着雪が生じて、美しい銀世界になっていた。
 頑張ればつぼ足でしばらくのところまでは歩けそうっであったが、雪山シーズン開幕とするため、車の脇でスノーシューを履いて歩きだした。ストックの先が時おり舗装面にあたって、カチンと音を立てる状態であった。楽な歩きで、林道から別れて谷間に広がる田圃を抜けて、登山口に到着することができた。雪が多い時は、ここまでで体力を使い果たしてしまいそうになったこともある。
 登山口から沢状の窪地を辿っていくと尾根に乗ることができ、ここは左折。急坂をひと登りすると、ほとほどの傾斜の尾根に変わる。神社の参道なのか杉木立が並んでいる。雪をまとった木立が美しい眺めを見せていた。霧氷や樹氷とは違うが、低山でも着雪によって美しい眺めを楽しむことができる。ただ、これは朝のごく短い時間限定である。
 石灯籠の立つ広場の先は、ロープも掛かる石段の急坂になるが、雪を踏みしめると固まる状態で問題なく登ることができた。この先で、短い急坂を登ると、杉林の中に御堂の置かれた月山山頂に到着となる。
 お堂の軒下の腰掛に腰を下ろしてひと休みした。お堂は扉が閉められて、正月でも地元の人がお参りすることはないようである。また、冬のこの時期、この山で登山者に出会ったこともない。
 ひと休みした後下山に移った。途中で、石灯籠の立つ広場から脇の伐採地に出たが、残念ながら雲が垂れこめて展望は無かった。気温が上がってきて、時折吹雪のように梢から雪が落ちてきた。
 ともあれ、新年の登り始めを行うことができた。

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