角田山

角田山


【日時】 2012年12月23日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 角田山・かくだやま・481.2m・二等三角点・新潟県
【コース】 登り:宮前コース 下り:宮ノ沢コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:40 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由)=7:10 宮前コース登山口〜7:35 発―8:25 三角点―8:43 分岐―8:55 角田山―9:12 分岐―9:37 林道終点―10:02 車道―10:20 宮前コース登山口=(R.402 経由)=11:10 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている山である。各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。

 前日の虚空蔵山でスノーシュー歩きができなかったことから、雪山は諦めて近場の角田山に出かけることにした。冬至の翌日ということで、角田山が近づいたところで、太陽が東の山の上に姿を現した。宮前コースの駐車場に入ったが、他に車は無かった。この季節、天気の様子もあって、登山者が家を出るのも遅くなる。
 宮前コースも歩く者が多くなって、通常の登山道幅に変わっていた。トラバース気味に登っていった後に、左上へとコースを変える。尾根通しの登りを続けて傾斜が緩むと、「越前浜発祥の地」という標識が現れる。右へ脇道を進むと、窪地の先に「鳥之子神明社」の赤鳥居とお堂が現れる。
 登山道に戻って角田山への登山道を進む。周囲の雑木林に雪は全く見られず、冬枯れの風景が広がっていた。町村合併によって広域化したためもあるが、新潟市内の山として、角田山は異例の自然度の高い山になっている。若者の二人連れに追い抜かれたが、この山に関しては若者の登山者も多くなっている。
 ベンチも設けられた三角点広場を過ぎると,標高差40m程の下りになる。釣り尾根を通り過ぎると、宮ノ沢からの尾根への登りになる。尾根上に出た先は、木の根を足がかりにする急な登りになる。ロープも固定されており、下りの際には助けになる。ひと汗かかされて急坂を登り切ると湯ノ腰コースに合流して、後は緩やかな尾根歩きで角田山に到着する。角田山の山頂は、追い越していった二人連れがいるだけで静かであった。
 下りは、来た道を戻った後に、尾根をそのまま宮ノ沢へと直進した。分岐付近は、踏み跡はかすかであったが、急坂をひと下りした後ははっきりした踏み跡に変わった。夏には草が茂って歩くのは難しくなりそうであったが、初冬のこの時期は問題なく歩ける状態であった。
 左右の谷が近づいてくると、沢の二俣に下りたつ。沢をまたぎ越して左岸沿いに少し進んだ後に右岸に移る。杉林の中を下っていくと堰堤が現れ、脇を通り過ぎると林道跡に出ることができる。林道跡は草が茂って車は通れない状態に変わっていた。標高100m程まで下ると、林道の整備が入ってここまで車で上がって来られる状態になった。角田浜が近づくと別荘なのか家屋が現れるが、玄関先に夏草が茂っていたり、家屋は撤去されてコンクリート敷きだけが残されていたりして、荒廃が進んでいた。
 角田浜の外れに出てからは、車道歩きをもうひと頑張りして宮前コースの駐車場に戻った。駐車場は10代ほどと広くはないため、満車状態になっていた。
 帰りは、バイパスの混雑が予想されたため、海岸線沿いのR.402を使って家に戻った。

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