虚空蔵山

虚空蔵山


【日時】 2018年12月22日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 蒲萄山塊
【山名・よみ・標高三角点・県名】
 虚空蔵山・こくぞうやま・466m・なし・新潟
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/塩野町/塩野町
【コース】 大満虚空蔵尊より
【ガイド】 新潟日帰りファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:45 新潟=(R.7、蓮野IC、R.113、荒川胎内IC、日本海東北自動車道、朝日まほろばIC 経由)=8:24 林道ニレ沢線分岐〜8:57 発―9:36 東入口広場―9:55 林道終点登山口―10:30 虚空蔵山〜10:45 発―11:10 林道終点登山口―11:21 東入口広場―11:50 林道ニレ沢線分岐=(往路を戻る)=13:15 新潟
 蒲萄山塊は、県北部の山北町、朝日村、村上市にまたがり、日本海の海岸線に沿って南北に連なっている。この山塊の最高峰は、一等三角点の置かれている新保岳であるが、その他にも踏み跡を辿って登ることのできる山も多い。虚空蔵山は、蒲萄山塊の南部にあり、虚空蔵グリーンパークとして山頂付近が森林浴のために整備されている。最近利用者の多くなっているの朝日まほろばの道の駅からは、山頂を良く眺めることができる。

 先週の大峰山では、トレースが無ければスノーシューが必要な状態であった。そろそろスノーシュー歩きを始めようと思い、雪の期待できる山を考えた。天気は下越方面が良いようなので、蒲萄山塊の虚空蔵山に出かけることにした。
 年も押し迫っているせいか、道路の交通量も多く、いつもより時間がかかって猿沢に到着した。集落内を通る旧道から虚空蔵尊への道に進む。林道脇の林に雪は見られるものの、林道に雪は無かった。いつものように、急坂手前の路肩に車を停めて歩き出した。
 林道は急で、冬装備としてスノーシューを背負って革靴を履いたため、足は重くて辛く感じた。高さを上げていくと林道上に雪が現れるようになった。車の轍が付いていたが、途中までであった。さらに路面を雪が覆うようになると、古いスノーシューの足跡も見られるようになった。雪の厚さは増していったがつぼ足で歩ける状態で、林道終点についたらスノーシューを履こうかと思いながら歩いた。
 ひと汗かいて林道終点に到着してみると、雪が少なく、丸太階段が現れていた。もう少しつぼ足で歩くことにした。杉林の中をひと登りすると、雪の積もった窪地に菩提池が静かな湖面を広げていた。池を見下ろしながら雪の斜面をトラバースすると、枝尾根に出るが、その先は雪が少なくて階段が現れていた。つぼ足歩きがさらに続いた。
 階段登りを続けていくと、直登の表参道とトラバース道の裏参道との分岐になる。スノーシューの足跡は表参道に向かっていたが、傾斜の緩い裏参道に進んだ。膝程まで潜る所もあったが、滑落の心配の無いのは好都合であった。斜面の雪が落ちてデブリ状に積もっている所もあったので、降雪直後は注意が必要である。三額山へと続く稜線に出てから右に曲がってひと登りすると奥の院のある虚空蔵山に到着となる。お堂は冬支度で囲われていた。東に少し下った先に東屋が置かれているが、これも冬囲いがされて内部には入れなかった。その周りから眺めを楽しもうと思ったが、屋根から雪解け水がしたたり落ちて、立っているのがやっとであった。村上の市街地や鷲ヶ巣山方面の写真を撮ってから下山に移った。
 山頂からは表参道を下ったが、急斜面のうえに階段が完全に雪で隠されており、足元に注意が必要であった。また、細かいジグザグを繰り返すので、コースを見定めるのに注意が必要であった。裏参道との分岐に戻ってひと安心となった。
 この一週間で雪解けが進んでしまったため、スノーシュー歩きはお預けになってしまったが、そのうち嫌でもスノーシュー歩きになってしまう。

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