小枕山

小枕山


【日時】 2018年10月28日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雨

【山域】 朝日連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 小枕山・こまくらやま・三等三角点・837.5m・山形県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/手ノ子/五味沢
【コース】 おぐに白い郷土の森より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:10 新潟発=(R.7、三日市、R.290、大島、R.113、小国、五味沢 経由)=8:20 おぐに白い郷土の森入口〜9:00 発―9:16 ABCコース分岐―9:50 ACコース分岐―10:30 小枕山〜10:45 発―11:18 ACコース分岐―11:41 ABCコース分岐―11:57 おぐに白い郷土の森入口=(往路を戻る)=15:10 新潟
 小枕山は、朝日連峰の祝瓶山の南にあるピークである。山麓の在所平一帯は「おぐに白い郷土の森」として、ブナの森の中に森林浴遊歩道が設けられているのだが、整備の手が加えられなくなっているのか、遊歩道終端から先の登山道は、半藪漕ぎ状態に変わってきている。

 日本海側は雨混じりの日が続き、季節は秋から冬へと移り変わろうとしている。紅葉見物恒例の小枕山に出かけることにした。新潟県内は本降りの雨であったが、山形県に入ると、小雨に変わった。五味沢から建設中止になった大規模林道小国・真室川線に進んだ。入口には11月15日から冬季閉鎖になると掲示されていた。高度を一気に上げると、錦模様の紅葉が広がり、車を停めて写真撮影を行うことになった。小枕山トンネルを抜けると道は細くなり、下っていくとおぐに白い郷土の森入口に到着する。入口前の駐車スペースは、雨水で削られて段差ができて荒れていた。
 雨が小降りになるのを待ってから歩きだした。ブナ林の中のつづら折りの道を登っていくと、A、B、Cコースの分岐に出るが、ここにあった遊歩道の案内図は取り外されていた。冬に備えて登山標識が撤去されることは良くあることだが、例年この時期に訪れて案内図を見ていたので、ここで少し不思議に思った。
 いつものように時計周りに歩くことにして、Cコースから歩きだし、小枕山を登った後はAコースを下ることにした。在所平のブナ林の中の緩やかな登りが続いたが、倒木が目立った。水場を過ぎてAコースとの合流点に向かうと、夏草で登山道がはっきりしなくなってきた。
 ブナの大木の近くの合流点に出て、後は小枕山に向かう。九十九折を進んで尾根上に出ると、遊歩道の終点に出る。ここにあった登山案内図も無くなっていた。ここからは、尾根の急登が続くが、藪の中に踏み跡を辿る状態になった。以前とは全く登山道の状態が変わっていた。小ピークの先で窪地を越すと、さらに急登が続く。登山道はトラバースしてから折り返すような所もあり、下りの際にコースを見失わないように注意が必要になった。灌木の枝を折った目印が要所に残されていた。ロープが固定された2か所の急坂を越すと小枕山の山頂に到着した。主三角点の周りは刈り払われていたが、周囲の灌木のために展望は閉ざされていた。
 下りは、コースを外さないように細心の注意が必要であったが、遊歩道終点が近づいた付近の紅葉は見事で、写真を撮るためにしばしば足を止めることになった。
 分岐からはAコースに進んだ。こちらの遊歩道は、倒木も処理されており、問題なく歩くことができた。
 これまで小枕山は、雨でも紅葉を楽しめる山として度々訪れてきたが、現在では半藪状態で、近いうちには藪山に戻ってしまいそうであった。

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