姫ノ城山

姫ノ城山


【日時】 2017年10月27日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雨

【山域】 加茂三条丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 高峰山・たかみねやま・147.5m・三等三角点・新潟県
 姫ノ城山・ひめのじょうやま・216m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【ガイド】 中部北陸自然トレッキングガイドマップ

【時間記録】 6:40 新潟=(R.49、R.403、東大崎 経由)=7:55 大崎山公園〜8:12 発―8:30 高峰山―8:56 見晴らし―9:34 姫ヶ城山―10:13 見晴らし―10:40 高峰山―10:57 大崎山公園=(往路を戻る)=12:30 新潟
 姫ノ城山は、南北朝時代の山城が置かれ、防衛上の重要な拠点であったという。姫ノ城山には中部北陸自然歩道「姫ノ城いにしえのみちを歩く」が通過しているが、その他にもローカルルートが設定されている。

 前線が日本海側を通過し、週末は荒れ模様の天気になるという。悪天候でも歩ける山として、姫ノ城山に出かけることにした。
 雨が時おりぱらつく程度で、思っていたよりも落ち着いた天気になった。東大崎から標識に従い、集落内の曲がりくねった道を進むと、大崎山公園に上がっていくカーブ道に出る。グリーンスポーツセンターの駐車場からハイキングコースが始まっている。朝のコーヒーを飲んでいると、何やら会合があるのか駐車場には車が到着してきた。雨は降っていなかったが、長靴と雨具のズボンの装備で歩きだした。
 一段下の林道に出て、中央がコンクリート階段になった坂を下っていくと、右手にキャンプファイヤー広場が現れ、その先で舗装された林道の横断になる。その先からは登山道の歩きになる。
 姫ノ城山への登山道は、中部北陸自然歩道の一部であり、また前半は領地の殿様が大勢のお供をつれて歩いた通称「馬道」であるため、歩きやすく整備されている。しばらくは登りが続き、汗が沸いてきた。南風が吹き込んでいるのか、気温が高めであった。傾斜が緩むと、台地状の高峰山に到着する。三角点は広場の奥の少し下がった所に置かれている。ここで、柳沢方面に下る登山道が分かれる。ハイキングコースの途中には、幾つもの道が分岐するが、姫ノ城山方面はしっかり示されているが、脇道についての表示は付けられていない。
 高峰山から下った後は小さなアップダウンが続く。幸い、ピークの手前でトラバースすることが多いので、僅かではあるが楽をすることができた。続く目的地は、見晴らしとなる。看板には守門岳、粟ヶ岳、白山が見えるように書かれていたが、完全に木立に隠されていた。新潟平野部方面は展望が開けていたが、雲が立ち込めていた。この見晴らし手前で分岐があり、南に下っていくのが馬道であるのか、姫ノ城山方面の道は、しっかり整備されているもののこれまでよりも細くなった。
 登山道周囲は杉林と雑木林が広がり、竹林も現れた。時々雨音が聞こえたが、木立に囲まれているため、直接雨に当たるということはなかった。歩いているうちに、姫ノ城山へどれほど近づいたか判らなくなる。丸太階段の設けられた短い急登を越えると、その先で舗装された林道に下り立ち、左に曲がると姫ノ城山の登り口になる。夏草は刈り払われていたが、落ち葉の状態を見ると、登山者はほとんどいないような感じであった。ひと登りして到着した姫ノ城山の山頂は、中央が窪地になっており、一周して登頂となる。
 帰りは同じ道を引き返したが、風も出てきて雨粒も大きくなってきた。少し体が湿ったが、傘を出すこともなく車に戻ることができた。

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