角田山

角田山


【日時】 2018年8月11日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高三角点・県名】
 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【コース】 浦浜コース
【ガイド】 無し

【時間記録】 6:10 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、角田浜、R.402 経由)=6:50 浦浜登山口〜7:10 発―8:03 五ヶ峠分岐―8:30 角田山〜8:40 発―9:01 五ヶ峠分岐―9:45 浦浜登山口=(往路を戻る)=10:55 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。四季を通じて登られている山であるが、特に春の雪割草の時期には、県外から観光バスを連ねて団体がやってくるようにもなっている。夏は、標高も低く暑いことから敬遠されがちであるが、お盆が近づく頃、浦浜コースは、キツネノカミソリの花が群落となって咲くことから、この時期に限っては登山者で賑わうことになる。

 お盆の連休開始であるが、初日は朝方は雨の可能性があるということで、この時期恒例のキツネノカミソリ見学のために角田山に出かけることにした。
 夜中には小雨が降っていたが、朝には曇り空に変わっていた。登山は朝方の涼しいうちにと、角田山としては早い時間に家を出た。浦浜登山口に到着すると、それなりの広さのある駐車場も、半分以上が埋まっていた。キツネノカミソリを目的の登山者の他に、山の日ということで、団体も多く見られた。
 浦浜登山口は、最初が段差の大きな階段登りが続き、いきなり汗が噴き出る。今回は曇り空で気温もさほど高くなく、お盆時期の登山としては楽であった。急登を終えると、あずまやに出るが、崩壊寸前の屋根は撤去されてベンチだけになっていた。今後は、ここを第一ベンチ、五ヶ峠分岐手前を第二ベンチと呼ぶ必要がある。
 例年だと、第一ベンチ手前付近からキツネノカミソリが現れるのだが、今年は無かった。緩やかになった尾根を進むと、例年一番の花園になる北側斜面にキツネノカミソリの群落を見下ろすことができた。ただ、登山道脇に咲く花は少なかった。またこの時期に見られるヤブランも僅かしか無かった。キツネノカミソリの花を見ると、しおれた花は無く、蕾も持っていた。猛暑が続いたので、花の時期が早まったかと思っていたので意外であった。昨年は見事なお花畑であったので、今年ははずれの年ということかもしれない。
 目的はキツネノカミソリではあるが、登山である以上は山頂を踏まないわけにはいかない。訓練山行と思いながら登りを続け、第二ベンチを過ぎると五ヶ峠分岐に出て、この後は緩やかな登りになる。木道の表面が濡れており、小雨が降ったようで、暑さも和らいでいた。角田山の山頂は、団体が多く賑わっていた。
 今回は、キツネノカミソリの咲いている場所も限られて、良い被写体も少なく、撮影にも時間をかけずに終わり、早めの下山になった。

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