櫛形山

櫛形山


【日時】 2018年6月10日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 櫛形山・くしがたやま・568.0m・二等三角点・新潟県
【コース】 飯角コース
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:25 新潟=(R.7 経由)=7:20 飯角登山口〜7:40 発―8:32 縦走路分岐―8:53 市ノ沢コース分岐―9:07 櫛形山〜9:12 発―9:21 市ノ沢コース分岐―9:38 縦走路分岐―10:10 飯角登山口=(往路を戻る)=11:20 新潟
 櫛形山脈は、2万5千分の1地形図に書かれているうちで最も小さい山脈として知られている。櫛形山は、山脈の最高峰で盟主の立場にあるが、ハイカーの人気では、大峰山に負けている。櫛形山の山頂付近には美しいブナ林が広がっており、日帰りの山としてもっと歩かれて良い山である。

 近くの山で最近歩いていないコースを考えていき、櫛形山の飯角コースが思いついた。このコースを歩いたのは、2013年11月のみで、櫛形山脈の他の登山口と比べて格段に少ない。これも、登山口までの林道が車のすれ違い困難の細い道であることによる。
 国道7号線の飯角交差点で山に向かい、直進していくと飯角川の右岸に出る。橋で左岸に移ると、未舗装の林道の走りになる。川沿いには所々に畑や農作業小屋が設けられている。カーブを交えながら高度を上げると、谷を見下ろしながらの道になるが、車のすれ違いも難しく、対向車が来ないことを祈りながらの運転になった。広場に出て、車はここまでになる。一台の車が停まったいたが、林業関係者のようであった。広場の先の沢の左岸沿いに上がっていく道は無くなっており、橋も上流に位置が移っている。
 橋を渡ると、車の通行止めのゲートが設けられている。脇を抜けて林道を進むと、飯角登山口が現れる。登る者も少ないコースであるが、飯角御前の説明板やコースタイムの表示も設けられている。「ようこそ山居寺へ」と書かれた案内板を見て、杉林の中に進んだ。
 尾根沿いの急な登りが続いた。この季節としては比較的涼しいといっても、汗が噴き出てきた。急な所にはロープも張られて、登山道の整備は充分に行われていた。標高370mの台地に出ると、山居寺城跡の案内板が現れた。新しい案内板で以前は無かったと思う。この台地からひと登りした標高400m地点にも古い案内板が置かれているが、ここは尾根の途中で、山城が置かれる場所とは思われない。
 山居寺城跡からもうひと頑張りすると、櫛形山脈縦走路に出る。ここからは、稜線沿いの歩きになるが、小さなピークが現れて、櫛形山の山頂までは意外に遠い。最後の急坂を登り切ると、櫛形山での最大の見どころである美しいブナ林が現れて、カメラのシャッターを切ることになる。
 櫛形山の山頂からは飯豊や二王子岳の眺めが広がっているが、雲が広がって所々隠されていた。誰もいない山頂でひと息ついた後、すぐに下山に移った、

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