高内山、六萬部山

高内山、六萬部山


【日時】 2018年3月25日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 西山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 高内山・たかうちやま・246m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/柏崎/西山
【コース】 尾頃部登山口
【ガイド】 なし

【山域】 西山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 村岡城跡・むらおかじょうせき・80m・なし・新潟県
 六萬部山・ろくまんぶやま・80m・なし・新潟県
 久田城址・くったじょうし・60m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/出雲崎/出雲崎
【コース】 妙法寺より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:50 新潟発=(R.8、R.116 経由)=8:00 尾頃部登山口〜8:22 発―9:00 高内山―9:40 尾頃部登山口=(R.116 経由)=9:55 妙法寺―11:00 久田城址―11:50 妙法寺=(R.116、R.8 経由)=13:20 新潟
 高内山は、西山丘陵にある一等三角点ピークの八石山の西に位置する山で、山頂には上杉配下の支配する高内城跡が置かれていた。現在は、地元の手で、遊歩道が整備されている。

 越後線妙法寺駅の北側にある日蓮宗妙法寺の裏手には、元享の頃(1321〜1324年)に村岡三郎の築いた村岡城跡があり、一帯には遊歩道が整備されている。遊歩道最高点の六萬部山は、大乗妙典六万部が納経されたという謂れがある。

 雪山の次は、雪割草のお花見。春における新潟の山の楽しみである。花の満開時期を迎えているはずの六萬部山に出かけることにして、合わせてまだ歩いていない尾頃部登山口から高内山を登ることにした。
 最初に六萬部山に向かった。雪割草の花が開くまでの時間調整という意味合いもある。国道で尾頃部入口を過ぎると、左手の一段高い所を走る道路脇に登山道の看板が置かれているのが見える。下を通り過ぎると、その先で国道脇の車道への入口がある。車道脇に車を寄せて歩き出した。
 登山口には絵看板と高内城址の案内板が置かれている。登山口から入ってすぐにはお地蔵様を納めた木のお堂があり、その先で墓地の脇を通過する。杉林の中に溝状に掘り込まれた登山道が続いており、昔から歩かれてきた道であることが判った。七曲りの看板を見ると、雑木林に囲まれた直線的な尾根の登りが続くようになった。七曲りというとカーブの連続する急登が思い出されるが、終始緩やかな登りが続いた。地元の小学校のイラスト入りの看板も置かれていたので、学校登山も行われているのかもしれない。
 溝状に掘られた登山道に残雪も見られる所もあったが、カタクリやショウジョウバカマが咲き始めていた。この日の大きな目的として、新しく購入した防水デジカメの試し撮りがあり、花の写真を撮りながらの歩きになった。
 三叉路が現れ、左に下る道は絵看板にあった甲戸に通じる道であろうか。次の三叉路は三合地三叉路と書いてあり、先回は西側に通じる道を下った。もうひと登りすると、山頂下に広がる曲輪跡らしき広場を見下ろすことができた。広場に下る道もあったので、帰りにひと回りして戻ってくることにした。
 ここからはひと登りで石塔の置かれた高内山の山頂に到着した。春霞のせいか、遠望は閉ざされていた。ここまでは、花の写真を撮りながらのんびり歩いてきたのでさほど疲れておらず、そのまま荒谷への登山道に進んだ。春にはカタクリのお花畑になるのかもしれない刈り払いの斜面を下ると林道に出て、ここは右折。緩やかに登っていくと広場の終点から登山道が延びて、登ってきた尾根に戻ることができた。
 下山の途中、高齢者の単独行とすれ違った。カタクリの季節には、この山も賑わうのだろうか。
 車に戻って、妙法寺に向かった。入口の駐車場に車が何台も停まっていたが、まだ空きはあり、大混雑というほどではなかった。駐車場脇から入る妙見山への登山道はあいかわらず通行止めになっていた。
 雪割草も満開で久田城址まで行ってから引き返した。団体も数組入っていたが、花の写真を撮りながらしゃがみこんでいるのに差支えは無い状態であった。角田山の桜尾根はおそろしい混みようになっているはずだが、ここはまだ空いている。

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