城山

城山


【日時】 2018年3月10日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 川内山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 城山・じょうやま・295.8m・四等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/御神楽岳/越後豊川
【コース】 栃堀より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:45 新潟=(R.49、津川、上川 経由)=8:10 栃堀〜8:40 発―9:50 城山〜10:00 発―10:33 栃堀=(往路を戻る)=12:10 新潟
 城山は、県道室谷津川線で、御番沢川を渡った先の栃堀の集落の背後にたたずむ里山である。山城があったようであるが、詳細は不明である。山頂には杉の大木があり、南の台地には湿原が広がっている。

 飯豊の端山を目指して家を出たものの、津川に近づくと雪が降り始めたため、栃堀の城山へと計画変更となった。
 栃堀の神社前の空き地に車を停めた。城山の山裾には民家が並んでいるため、山に取り付くにはここしかない。一段高い所に置かれた奥の院へは手すりも設けられた階段が続いているが、完全に雪に覆われており、ここの急斜面を登るのが最初の関門になった。車の脇でスノーシューを履いて歩きだした。前日の雨のせいか、雪は柔らかくなって、スノーシューに力を込めればステップが切れる状態で、平地の歩きには少し足が重いものの、急斜面には対応しやすい状態であった。
 奥の院の裏手からもうひと登りすると台地に出る。この先は地形が複雑で、GPSをこまめに見る必要がある。尾根を横断すると窪地が現れ、その縁から杉林をひと登りすると、沢が左手から近づいてくる。右手の斜面を登ると、中間部から沢に向かう道型が現れる。トラバースして進むと小さな滝の落ち口に出て、その先で城山の南西部に広がる谷地に出る。一面の雪原が広がっており、中央部には僅かに水面が現れ、その向こうには城山が頭を見せている。知られざる風景としてお気に入りの場所である。
 雪原を横断して、杉林の中を城山の山頂から南に落ち込む尾根に上がる。ひと登りするとナラの雑木林に囲まれた尾根に変わる。山頂が近づいた所で雪が割れていたが、なんとか残った雪を伝うことができた。残雪の量は多くとも、春は着実に近づいているようである。傾斜が緩んでドーム状になると、杉の古木が一本立つ城山に到着する。北東方面の木立が伐採されており、常浪川の流れや月山の遮る物の無い展望が広がっていた。以前は木立があったように思うのだが、登山道でも整備されたのであろうか。
 帰りは尾根を下った後に、鞍部から東の谷地へと下った。谷地の先で急な下りが現れるので、東の谷地コースは下山時に使うのが良さそうである。今後は、この周回コースが定番になりそうである。

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