秋取山

秋取山


【日時】 2018年1月21日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り後雨

【山域】 五頭連峰
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 秋取山・あきとりやま・298m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/出湯
【コース】 五頭山麓県民いこいの森より
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:05 新潟=(R.49、水原、出湯、R.290 経由)=7:40 五頭山麓県民いこいの森駐車場〜8:10 発―9:20 少年自然の家登山口―8:54 尾根上分岐―9:21 秋取山〜9:30 発―9:41 見晴らし(ポイント2)―10:14 五頭山麓県民いこいの森駐車場=(往路を戻る)=11:10 新潟
 秋取山は、五頭山塊の松平山から山葵山を経て西に延びる尾根の終点付近にある山である。山麓には新潟薬科大学附属薬用植物園がある。遊歩道が山頂近くを通過しており、僅かなヤブコギで山頂に登ることができる。

 定番といえるスノーシュー歩きの山のうち、秋取山に出かけた。家を出る時は青空が広がっており、もう少し時間のかかる山に出かけるべきであったかと迷いも出たが、五頭山塊が近づく頃には厚い雲が広がるようになっていた。
 五頭山麓県民いこいの森駐車場は除雪されていなかったので、路肩に車を寄せて停めた。ザックにスノーシューを括り付けて、除雪された車道を少年自然の家登山口まで歩き、ここでスノーシューを履いた。歩き始めは夏道を辿ることになる。急斜面のトラバース道で登山道を見極めにくいが、ロープが張られており、これに沿って歩くことになる。
 この取り付き部は、急斜面のトラバースで歩きにくく、沢沿いに進んだ後で直登した方が良いかもしれない。登山道が沢に向かって下り始める所で、尾根に取り付く。折り返すように登ると、尾根上に出ることができた。後は、杉林の広がる尾根の登りが続く。先日の大雪のため、雪の上に折れた枝が散らばっており、雪原が汚れた状態になっていた。
 ひと汗かいたところで右手の沢から登山道が上がってきて合流する。この地点は登山道沿いに張られたロープが雪の上に現れているので見極めることができるが、大雪の状態だと、場所の特定は難しいかもしれない。
 ここからは、340mピーク下のトラバースになる。登山道は埋もれて雪の斜面になっており、一歩ずつ足場を固めながらの歩きになった。滑落や雪崩の危険性がある時は、340mピークまで登ってから秋取山との鞍部めがけて下降した方が良いかもしれない。
 トラバースを終えて鞍部に出たところで、秋取山への登りにとりかかる。雪は少なくて藪が出ており、コースを細かく変えながらの登りになった。秋取山の山頂は、藪に囲まれて展望はない。ひと息いれて下山に移った。山頂から西に延びる幅広尾根は、いつもと違って、木の枝が散乱して気持ちよく歩けなかった。登山道に出た先の高まりで、見晴らし(ポイント2)に出る。ここも木立が延びて展望は得られなくなっている。
 広場からは、急な下りが始まる。いつもなら白いベルト状に登山道が見えるのだが、この日は、木の枝が散乱しているため藪と見分けがつきにくなって、コースを外さないように注意が必要であった。細尾根の急な下りになると、丸太階段が現れており、スノーシューを脱いでつぼ足になる必要があった。傾斜が緩んで左の谷間に出たところで、再びスノーシューを履いた。
 植物園の中を抜けていると、雨が降りだして、足を速める必要があった。車に戻って身支度を整えている間に本降りに変わった。
 この日の秋取山は、木の枝の散乱で登山道が判り難く、夏道をGPSに記録していないと難しい状態であった。

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