入山

入山


【日時】 2018年1月20日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 白山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 入山・いりやま・321.5m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/越後白山
【コース】 上戸倉側より
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:05 新潟=(R.49、茅野山IC、R.403、金津、丸田、橋田、刈羽、南田中、上戸倉 経由)=8:20 路肩スペース〜8:40 発―9:20 鉄塔―10:05 入山〜10:10 発―10:45 鉄塔―11:15 路肩スペース=(往路を戻る)=12:20 新潟


 入山は、県道出戸村松線の上戸倉と上大谷の中間部から西に尾根を辿った先のピークである。地形図に山名は記載されていないが、三角点の点名ではそう名付けられている。

 先週は、新潟市内で80センチもの降雪を生じて、車も出せずに山は休みになった。新潟の平野部を襲った大雪は、信越線の電車が動けなくなって11時間も乗客を閉じ込めるという騒ぎになった。一週間で市内の雪もほとんど消えたが、山の雪の状態は判らない。とりあえずスノーシュー歩きに向いていそうな山ということで入山に出かけた。
 入山は、情報も無いが、木立が開いていれば、荒沢峰や白山の眺めが期待できそうである。
 上戸倉から上大谷に向かい途中の路肩スペースから歩きだした。五泉と加茂の市境界の峠付近は道幅が狭く、その割には行き交う車も多く、むやみには車を停めることはできない。
 少し車道を歩いた後に、溜池マークのある谷間に進んだ。夜間の冷え込みで、つぼ足で歩くことができたが、農道が溜池の下で左に曲がった先で斜面に取り掛かると、朝の太陽で早くも雪が柔らかくなって潜るようになった。斜面の途中でスノーシューを履くことになった。
 220mピークに出てから僅かに下ってひと登りすると送電線の鉄塔下に出た。ナンバープレートを見ると「新三線48」と書いてあった。送電線の巡視路の切り開きを期待していたのだが、周辺には細い灌木が広がっていた。
 その先は、急登も無い尾根歩きが続いたが、灌木の枝がうるさい所もあり、歩きのペースは遅くなった。尾根の合流も多く、登りはともかく、下りはコースに注意する必要があった。
 登りついた入山の山頂は、三方から尾根が合わさってピークであることは判るが、木立に囲まれて展望は閉ざされていた。ただ、木立の間から猿毛岳の山頂を望むことができた。山頂標識らしきものはないかと見まわしたが、何もなかった。ただ、途中数か所では赤布が付けられており、登った者はいることが判った。
 下りは、雪も緩んで、スノーシューも沈み込むようになった。結局、この山の展望地というと歩き始めの谷間と鉄塔の少し上だけであった。
 帰りに通りがかった石油の里の駐車場は登山者の車で満杯状態であった。菩提寺山も杉の倒木が激しく、安心して歩けるのは石油の里からだけのようである。弥彦山の表参道は先日の倒木による死亡事故で登山禁止。角田山、猿毛岳も倒木がひどいようである。登山可能な一部のコースに登山者が集中しそうである。ただ、今日の入山を登った感じでは、大雪は平野部限定で、少し奥地に入れば雪はむしろ少なめの感じである。

山行目次に戻る
表紙に戻る