月山

月山


【日時】 2018年1月8日(月) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 津川周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 月山・がっさん・336.5m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/越後豊川
【コース】 小山より
【ガイド】 緑に親しむ新潟県森林浴の森100選(新潟日報事業社)

【時間記録】 7:10 新潟=(R.49、津川 経由)=8:53 小山〜9:15 発―10:07 月山〜10:15 発―10:50 小山=(往路を戻る)=12:20 新潟
 月山は、会越国境の御神楽山の登山口にあたる旧上川村にある丘陵である。山頂付近には、ブナ林が残り新潟森林浴100選にも選ばれ、ハイキングコースとして整備されている。

 月山は、年明け恒例の山になっている。1月4日に登ろうとしたが、津川に入ると除雪車が出動している状態で、愛宕山へと予定変更してしまった。成人式の日の休日は、午後から雨になるというが午前中は曇りとのことで、月山に出かけることにした。
 雨が近いというが、山の展望は開けており、新潟郊外に出ると大日岳を中心とした飯豊連峰が純白の姿を見せていた。道路にも雪は無く、快調にドライブを続けて、登山口の小川に到着した。昨年は雪が少なくて林道に車を乗り入れたが、今年は例年通りに、奥から集落内に通じる道の分岐の先で除雪は終わっていた。除雪終点の雪の量は、山というほど盛り上がっておらず、雪は少ないことが判った。
 スノーシューに延長板を付けて雪に足を踏み入れると、表面は固くしまって、ヒビを生じて沈み込む状態であった。スノーシュー歩きとしては楽な状態で、年明けから続いた山歩きで疲れも出ている体には有難かった。最近はスノーシューの普及によって、雪山にも入山者が増えてきているが、この月山ではトレースが残っていたことはない。
 林道から谷間に広がる田圃に下って、少し上流部に移動した後に田圃を横切って登山道に入る。夏道を歩いていないと、このコースを冬に辿ることは難しい。田圃脇の用水堀を渡って水のほとんどない沢状の窪地に入る、窪地を上がっていくと、枝尾根に出るので左折して高みに向かう。
 参道の印なのか、杉並木が続く尾根の登りが続く。雪は少なく、木の根元には土が見えている所もあった。雪の状態も良いために快調な登りを続け、石灯篭の置かれた広場に出ることができた。この先の急坂も難無く通過でき、もう一か所の急坂を越えると、その先で月山の山頂に到着する。杉林の中に月山神社のお堂が佇んでいた。初詣は新潟市内の神社で終えていたが、改めて山の神社にお参りした。
 月山の山頂は木立に囲まれているので、展望が開けている所を探しながら下った。石灯篭の広場まで下ると、脇の南東斜面が伐採地になっていたので、登山道から外れて進んだ。伐採地からは、御神楽岳の眺めが広がった。その脇に寄り添う笠倉山が、鋭い山頂を突き上げて小さいながら存在感を示していた。
 展望も楽しむことができて、この日の山行の目的は果たすことができ、後は下山を急ぐことになった。

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