鳥屋山

鳥屋山


【日時】 2018年1月2日(月) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 北会津
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 鳥屋山・とやさん・586.6m・一等三角点補点・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/野沢
【コース】 別茶屋より
【ガイド】 分県登山ガイド「福島県の山」(山と渓谷社)

【時間記録】 6:50 新潟=(R.49 経由)=8:25 別茶屋登山口〜8:55 発―10:00 鳥屋山〜10:15 発―10:58 別茶屋=(往路を戻る)=12:50 新潟
 昨年と同じく、歩き始めの山として三年続けての鳥屋山を選んだ。この山は、傾斜や距離がスノーシュー歩き向きで、山頂からの展望も期待できる。もっともこれはお天気しだいであるが。
 国道49号線沿いの雪は少なめで、ドライブには好条件であったが、雪の量が気がかりになった。昨年は、スノーシューはザックにくくりつけただけで、スノーシュー歩きは空振りに終わってしまった。
 別茶屋に到着し、分岐脇の壁を見ると雪がついていなかったので、束松方面に進んだ正規の登山口から歩きだすことにした。少し先のカーブ地点に車を停めて歩き出した。登山口から始まる林道には雪が積もってトレースが続いていたので足を踏み出してみたが潜るのでスノーシューを履いた。林道は車一台分の幅があるといっても、下の車道のかなり上を走っているのに転落に注意が必要である。杉林に入ると、林道から別れて、数回カーブを繰り返すと、ナラ林に囲まれた尾根沿いの登りになる。スノーシューのトレースのおかげで、雪にもぐることもなく、ラッセルの苦労しらずの登りが続いた。
 杉林の脇を過ぎると、山頂下の台地に出る。トレースは山頂めがけて直線的に登っていったが、夏道の通じている西の肩を目指すことにした。トレスを外すと、とたんに雪に足が取られるようになった。ここまで楽をし過ぎたので、我慢することにした。夏道の痕跡は完全に隠されており、斜面の傾斜だけをみてトラバース気味に登っていくと、分岐よりも少し下で尾根上に出た。ここから山頂へは緩やかな登り僅かで到着する。
 鳥屋山の山頂の看板の日付を見ると、1月1日とあった。初日の出見学にも良さそうな山であるが、下りのトレースでスノーシューがかなり潜っているところもあったので、天気が良いのを見ておせちを終えてから登ってきたように思う。数字板を変えて2日に直した。
 山頂を吹き抜ける風は冷たかったが、所々青空も混じるまずまずの天気であった。磐梯山も山頂僅かに雲がかかった姿を見せていた。吾妻山や飯豊連峰も稜線部は隠されていたが、かなりの部分が見えていた。とりわけ高陽山、高森山が並ぶ奥に見える大日岳の真っ白な斜面は印象的であった。棒掛山も白さという点では、飯豊の主脈には劣らなかった。  下りは、山頂からの急斜面をそのまま下った。登りのトレースに戻った後は忠実にこれを辿り、快調な歩きで山を下った。
 まずは、快調なスノーシュー歩きで、幸先の良い登山になった。

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