願文山、大峰山

願文山、大峰山


【日時】 2017年12月24日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 願文山・がんもんやま・248m・無し・新潟県
 大峰山・おおみねやま・399.5m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条、新発田/中条、菅谷
【コース】 登り:桜公園より願文山 下り:寺沢林道
【ガイド】 新・にいがたファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 7:00 新潟発=(R.7、金塚、屋 経由)=7:48 入口駐車場〜8:10 発―8:50 願文山―9:20 大峰山展望台―9:35 大峰山―9:48 大峰山展望台―10:13 林道終点―10:37 入口駐車場=(往路を戻る)=11:25 新潟
 北は胎内川、南は加治川の間のおよそ13kmにわたって、日本海の海岸線に沿って広がる櫛形山脈は、日帰りハイキングの山として親しまれている。大峰山は、その南部の中心ともいえるピークであり、山頂手前には山小屋があることから、冬季も登山者が多い。願文山は、大峰山から西に延びる尾根上のピークで、花見公園から大峰山に至る登山道が開かれている。

 今年の山をどのように締めるか気になる時期になってきた。スノーシュー歩きができる山もありそうだが、これは来年にまわして、近場の山で足慣らしをすることにして大峰山に出かけた。
 日本海沿いの平野部に雪は無く、桜公園入口の駐車場まで車は入ることができた。時間が早いため、駐車場に車は無かった。寺沢林道をうかがうと雪は無く、林道終点の駐車場まで車で入れそうであった。
 いつものように願文山経由で登ることにして、まずは桜公園に向かった。公園の広場に植えられている桜を眺めると、日本海側の斜面に植えられた寒桜は、白い花を付けていた。花見の丘へ向かうが、丸太の段々の中央部の土が流されて、ハードル競技のようになっており、足を上げるのに苦労した。花見の丘の先からは尾根沿いの歩きになる。杉林に囲まれて、しばらくは陰気な道を我慢することになる。途中で、ロープの掛けられた急坂が現れ、特に二番目の坂は急で息が切れる。
 堀切を通過すると、願文山に到着する。この付近から雪も現れるようになった。願文山から急坂を下ると尾根沿いの歩きになるが、雑木林に囲まれて気持ちよく歩くことができた。大峰山が近づいてくると再び傾斜が増して、足に力をこめる必要が出てくる。次の目標は大峰山展望台なのだが、この急坂を登った先と、何回か予想が裏切られた後に到着することになる。
 大峰山展望台には、林道から上がってきた女性の単独行がおり、日本海の写真を撮っているうちに後から女性三人組も登ってきた。一般的に女性だけの登山者は少ないのだが、この山は女性でも歩ける山として親しまれているようである。三人組はチェリーヒュッテに入っていったが、いつものように大峰山へと進んだ。展望台から先は雪道になったが、踏み跡はしっかりしており、長靴歩きで充分であった。大峰山の山頂のベンチでは、先行した単独行が休んでいた。木立の間からは、真っ白なえぶり差岳を眺めることができた。大峰山は、悪天候の際に登ることが多いため、ここから飯豊を眺めたという記憶はない。
 展望台に戻って寺沢林道に進むと、最初の九十九折部分は一面の雪原になっていた。窪地のために雪だまりなっているようであった。大荷物を背負ったグループともすれ違ったが、小屋で宴会を行うのであろう。一本松展望台まで下りると雪もほとんど無くなって、泥んこ道に変わった。
 寺沢林道の終点広場出ると、ここまで上がってきている車が四台いた。林道上にうっすらと雪が積もってはいたが、車の運転には問題のない状態であった。林道歩きの途中でも多くの登山者とすれ違い、駐車場にも20台ほどの車が停められて大盛況になっていた。
 この日は、天気が回復したため、今年最後の山として山に出かけてきたようである。

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