国上山

国上山


【日時】 2017年12月23日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り後雨

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 国上山・くがみやま・313.2m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/三条、弥彦/寺泊、弥彦
【コース】 国上寺西参道
【ガイド】 新・新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新花の山旅(新潟日報社)、新潟県のふるさとの散歩道(新潟県観光協会)

【時間記録】 7:05 新潟発=(R.402、野積大橋、国上入口 経由)=8:10 上・下堤〜8:30 発―8:16 国上寺―9:28 国上山―10:34 国上寺駐車場―10:57 上・下堤=(往路を戻る)=12:10 新潟
 国上山は、角田山から弥彦山に連なる丘陵の西端にあって、その西の麓には信濃川から日本海に向かって大河津分水が切り開かれている。国上山には、良寛ゆかりの国上寺(こくじょうじ)があり、史跡巡りの観光で訪れる人も多い。また、酒呑童子はこの国上寺の稚児であったという伝説も残されている。低山ながら展望に優れ、ハイキングコースも良く整備されている。

 本格的な冬の訪れの前の荒れた天気が続いている。午前中に天気は回復するようなので、しばらく歩いていない西参道から国上山に登ることにした。お馴染みのコースと思っていたが、先回の2013年1月からは少し時間が経っていた。
 いつものように溜池の脇に車を停めた。歩き始めの集落は、空き家が目立っていた。ハイキングの山として親しまれている国上山であるが、この西参道を歩く者はほとんどいないようである。車道から登山道に入り、良寛月見坂を上っていくと車道を横断することになる。国上山へは左に曲がった先の道に進む。お寺の脇を抜けていくと石畳となって五合庵に到着する。五合庵の入口下で倒木があり、すり抜けるのに苦労した。登山ならよくある出来事であるが、観光客だと通れないかもしれない。
 五合庵からもうひと登りすると国上寺に到着するが、登山者も参拝者も見当たらなかった。登山道に進むと、雪は見当たらないが泥道になっていた。この季節の新潟の山は、長靴でないと歩けない。階段登りが続いて、結構体力を消耗した。山頂手前の台地に出ると島状に雪が積もっているようになった。展望台へ寄り道すると、内陸部の山は雲に隠されていたが、大河津分水が光って見えていた。
 国上山の山頂は、一層雪に覆われていた。重く沈んだ色を見せる日本海を眺めた後に稚児道方面へと下った。麓集落との分岐から先は、林道まで一旦登りになるので、下山路といっても結構辛い。歩いている間に青空も見え始めていたのだが、ここで雨が降り始めてしまい、雨具を着こむことになった。あさひ山展望台からは千眼堂吊り橋を通って五合庵に戻り、後は来た道を下った。
 ここのところ低山歩きが続いているが、天候不順な状態では、これが精いっぱいである。

山行目次に戻る
表紙に戻る