天神山、松ヶ岳

天神山から松ヶ岳


【日時】 2017年12月9日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 弥彦山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 天神山城址・てんじんざんじょうし・230m・なし・新潟県
 松ヶ岳・まつがだけ・174m・なし・新潟県
 (松岳山城址・まつたけやまじょうし)
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【コース】 丸小山公園より周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:10 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由 経由)=8:10 丸小山公園〜8:22 発―9:28 天神山城址―10:20 松ヶ岳―10:41 岩室神社―10:51 丸小山公園=(往路を戻る)=12:10 新潟
 天神山城址は、弥彦近くの岩室集落の背後にある山城である。城主の大国実頼は、直江兼続の弟である。二人は、樋口家に生まれたが、それぞれ、直江家と小国家に養子に入り、上杉家の重臣として活躍した。

 12月初旬は、天候が安定せず、登る山に頭を悩ますことになる。週の半ばに新潟の平野部にまとまった雪が降ったが、週末までには道路の雪は無くなっている。近場の山で、しばらく登っていない山として天神山城址に出かけることにした。先回は2013年2月なので、意外に時間が経っていた。
 丸小山公園に到着すると、グランドは一層の雪に覆われていた。雪の上の踏み跡を見ると5セントほどの厚さで、山の上で積雪が増してたとしても、長靴で充分そうであった。車の中でコーヒーを飲みながら朝食をとっていると、単独行の登山者と山ラン一名が出発していった。天神山城址に登る登山者も多くなってきているようである。
 グランドを横切って、木製の門から登山道に進んだ。簡易水道施設までは林道幅の道が続いているが、傾斜がきつく息があがった。ラッセルというわけではないが、雪に足を載せて力を入れると雪を踏みぬくという状態で、体力を余計に消耗した。簡易水道施設前の広場から先は、登山道に変わる。公園奥の小ピークに向かっての登りが続き、九十九折の途中から振り返ると、停めた車が下に遠ざかっていた。小ピークから一旦下っていくと、林道の横断点に出る。林道は、雪に覆われて、車は通れない状態になっていた。
 林道から登山道に進むと急登が始まるが、それほど長くなく物見台跡に出る。新潟平野部の眺めが広がっており、眺めを楽しみながら一息入れた。長岡方面の平野部は茶色で、この週の半ばに降った雪は新潟周辺が中心的であったことが判る。物見台跡から歩きだすと、右下に瓢箪池が現れた。時間に余裕があったので、瓢箪池に下りて、その先の武者溜りにも寄っていくことにした。登山道に戻ってひと登りすると、山頂下の急坂に突き当たる。左に迂回してひと登りすると、山頂の縁に到着し、少し先で天神山城址の広場に到着する。
 天神山城址での眺めを楽しみにしていたのだが、木が延びて邪魔になっていた。登山道の整備は良くされているので、ここも刈り払いしてもらいたい。
 天神山城址の先も踏み跡が続いていたので気楽に歩いていったが、石瀬峠から先の松ヶ岳方面の踏み跡は無くなっていた。先行した山ランは途中ですれ違っていたので、単独行は石瀬峠に下っていったことになる。天神山城址は松ヶ岳と組み合わせて歩くのが定番コースかと思っていたので意外であった。
 この先は、雪に覆われた登山道から外れないように注意しながらの歩きになった。登山道は基本的に尾根通しに続くので迷う心配は少ないはずだが、迷った足跡が残っていたりすると、少々はずかしい。高度を下げていくと、牧場の脇に出るが、鉄条網が外れ、柵は壊れていた。牧場は閉鎖になっているのだろうか。牧場脇を過ぎると、しばらくは林道幅の道が続く。倒木が数本あって、すり抜けるのに苦労した。急坂を下って鞍部に出てから再び急坂に取り付くと、ひと登りで松ヶ岳の山頂に到着した。
 松ヶ岳の山頂には踏み跡が上がってきていた。松ヶ岳からの下りは急で、九十九折で一気に高度を下げることになる。中間部の広場を過ぎると、緩やかな下りになって岩室神社に下り立つ。後は、車道歩きで車に戻ることになる。

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