不動堂山、福連寺山

不動堂山、福連寺山


【日時】 2012年11月12日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 菅名山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 不動堂山・ふどうどうやま・557.4m・三等三角点・新潟県
 福連寺山・ふくれんじやま・180m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/村松
【コース】 不動堂沢周遊
【ガイド】 新潟100名山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:30 新潟=(R.49、R.403、新津、五泉、村松 経由)=7:20 福連寺山入口〜7:45 発―8:12 鉄塔―9:14 八合目直登コース分岐―9:23 不動堂山〜9:23 発―10:46 鉄塔―10:56 福連寺山―11:10 福連寺山入口=(往路を戻る)=12:20 新潟
 不動堂山は、菅名山塊の南端にあり、主峰よりは一段低いものの、早出川のほとりに三角形の均整のとれた姿を見せる山である。また、福連寺山は、菅名山塊が早出川に落ち込む最後の高まりである。不動堂沢を挟んで不動堂山と向かい合い、小さいながらも独立した山の形をなしている。早出川を挟んで向かい合う雷山とともに「東光院物語」の伝説の舞台になっている。

 土曜日は雨のために山はお休み。日曜日は近場の山ということで不動堂山に出かけた。不動堂山は、木立に囲まれた尾根道が続いて山頂までは展望が開けないが、紅葉が美しくて晩秋の定番の山になっている。
 いつものように福連寺山の登山口に車を停めて歩き出した。入口の看板も「福田石材、福田農産 五泉工場」と書かれて新しくなっていた。工場の敷地内を通過するが、キノコ工場も盛況のようで、建物が増えている。
 工場の裏手から始まる林道に進む。陰気な沢沿いの林道を少し進むと、送電線巡視路の黄色い標識が置かれており、杉林の中から登山道が始まっている。急斜面に九十九折の登山道が続いている。ひと汗かくと送電線鉄塔の下に出る。周囲の草が延びて、以前よりも展望が悪くなっていた。もうひと登りすると、緩やかな尾根に出て、この後は紅葉を楽しみながらの歩きになった。ここの紅葉は赤くなった葉が多いので楽しめる。尾根は時折急坂になるが、短い区間なので、一眼レフを首から下げての歩きになった。沢を巻いて左に沿う尾根に移った頃には、高度も上がって葉の落ちた冬枯れの姿に変わっていた。
 八合の目直登コース分岐からブナ林の中を抜けていくと、不動堂山に到着した。新潟百名山と書かれた新しい標識が置かれていた。新潟百名山に選ばれているといっても、この日もそうだが、他の登山者にはめったに会わない山である。目の前に菅名山塊が大きく広がっているが、雲がかかって遠望はきかなかった。それでも、その奥には雪が積もったピークが見えていた。
 福連寺山への道に進んだが、灌木の枝が体に当たる状態で、そろそろ刈り払いが望まれる状態になっていた。風越山へ続く尾根から分かれる下降点には、以前は無かった福連寺山への案内板が置かれていた。急坂を下っていくと、不動堂沢の源頭部を越して左岸沿いの尾根に出る。この先の登山道は、しっかりしており、再び現れた紅葉を楽しみながらの歩きになった。小さなピークの乗り越しはあるが、緩やかな尾根歩きが続く。
 送電線の鉄塔下を過ぎ、右手に向かって下っていく巡視路を分けて直進すると、福連寺山への急登になる。泥斜面で滑りやすいので、足元に注意が必要である。福連寺山の山頂で息を整えて、再び急坂を下ることになる。杉林の中を下っていくと、最後には車の脇に出て一周が終わる。
 
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