松平山、五頭山、赤安山

松平山、五頭山、赤安山


【日時】 2017年11月3日(金) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 山葵山・わさびやま・693m・なし・新潟県
 松平山・まつだいらやま・853.9m・一等三角点補点・新潟県
 五頭山・ごずさん・912.5m・三等三角点・新潟県
 赤安山・あかやすやま・582m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/ 出湯
【コース】 魚止滝登山口より周遊
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:30 新潟発=(R.49、水原、R.290、少年自然の家 経由)=6:25 赤安山登山口〜6:40 発―6:50 魚止滝登山口―7:13 二合目(尾根取り付き)―8:16 山葵山―9:24 松平山―10:32 大日清水―11:07 中ノ沢分岐―11:12 五頭山―11:25 前一ノ峰―11:54 五ノ峰〜12:10 発―12:27 赤安山分岐―13:09 赤安山―14:00 赤安山登山口=(往路を戻る)=14:55 新潟着
 五頭連峰は、飯豊連峰の前衛峰で、阿賀野川と加治川の間25kmほどに、新潟平野の縁に沿って1000mに満たない峰々を連ねている。松平山は、北部を代表するピークで一等三角点が置かれているが、最高峰の菱ヶ岳や中心部の五頭山に比べると、登山者は格段に少ない。

 五頭山塊の中で、松平山は五頭山や菱ヶ岳と比べて登山回数の少ない山になったいる。これは、松平山まで足を延ばしたなら五頭山までの周回を行いたいと思って、気軽に出かけることができないためもある。松平山だけを目的にした2015年12月13日の時は、霰にみまわれて山葵山までになったので、2011年5月26日以来の松平山ということで出かけた。
 五頭連峰少年自然の家の前を通り過ぎ、林道に入ってすぐの赤安山の登山口に車を停めて歩き出した。ここから松平山の登山口までは10分ほどの歩きになる。林道のカーブ地点から、沢に向かって下る登山道が始まっている。脇には、松平山は健脚向きという警告が置かれている。木の橋で沢を渡ると、急な登りになる。ひと登りして台地に出ると、一合目の標識が置かれていた。この先は、しばらく谷を右に見下ろしながらのへつり道が続く。岩が露出している所もあって、滑落しないようにと気の抜けない道が続く。
 沢をまたぎ越すと尾根の末端の乗り越しとなり、ここには二合目の標識が置かれていた。ここからは枝尾根の急登りが続く。ただ、細かいジグザグが付けられており、傾斜の割には歩きやすくなっている。一気に高度を上げると、周囲の木立の紅葉が盛りになった。朝日をあびて、ブナの幹が白く輝くのも美しかった。写真撮影のためにたびたび足が停まった。尾根が広がって山葵山が近づく頃には、葉も落ちて初冬の雰囲気になり、登りに専念することになった。
 緩やかに盛り上がった山葵山の山頂が見えてきたところで五合目の標識が現れた。六合目が山葵山なのかもしれないが、この先の合目標識は九合目・雷清水だけで、失われたものも多く、あまりあてにはならない。
 山葵山の山頂に立つと、松平山から五頭山、赤安山と続く環状縦走路を眺めることができた。ただ、松平山と五頭山は逆光になって見にくかった。この先も真東に向かって歩くため、太陽がまぶしく、うつむいて歩くことになった。
 山葵山から松平山の区間は、急登はないがだらだらと標高を上げていくため、体力を消耗していった。雷清水を過ぎると、ようやく松平山に到着した。一等三角点が置かれた五頭山塊の中でも重要なピークであるが、登山者は誰もいない。静かな山頂を後にして五頭山に向かった。先回は登山道に藪がかかり気味であったが、今回はきれいに刈り払いが行われていた。しばらくは、谷を右に見ながらのへつり道が続き、足元にも注意が必要であった。五頭山は松平山と比べて僅かに高いだけではあるが、その間に小ピークの乗り越しがあり、足も重くなってきた。中ノ沢からの登山道が合わさった後は、もうひと登りで五頭山の三角点ピークに到着した。9月16日の菱ヶ岳からの周回時には、大混雑であったが、この日は単独行がいただけであった。
 前一ノ峰に到着すると、いつものように登山者で賑わっていた。雲が出てきており、遠望はあまり聞かなかったが、飯豊に雪が積もっているのを見ることができた。歩いてきた松平山は遠くに小さくなっていた。五ノ峰まで下ったところで昼食にしたが、ここもファミリー連れも含めて混雑していた。
 下りを続け、赤安山への登山道に入ると、登山者にも出会わなくなった。再び、周囲には紅葉が見られるようになった。このコースはしばらく歩いておらずに記憶が薄れていたが、急坂を終えて赤安山を通過した後も、長い下りが続いた。最後に急坂を下ると、登山口に出て周回は終わった。

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