角田山

角田山


【日時】 2017年9月17日(月) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高三角点・県名】
 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【コース】 山の神コースから五りん石コース
【ガイド】 無し

【時間記録】 6:00 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、角田浜、R.402 経由)=6:45 竹野町登山口〜7:08 発―7:14 山の神―7:31 福井分岐―7:50 五りん石分岐―8:10 角田山〜8:45 発―8:19 五りん石分岐―9:26 竹野町登山口=(往路を戻る)=11:20 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。四季を通じて登られている山であるが、特に春の雪割草の時期には、県外から観光バスを連ねて団体がやってくるようにもなっている。

 台風通過によって連休二日目は山に行けないかと思ったが、午前中は天気がもつようであった。近場の山でしばらく歩いていないコースとして、角田山の山の神コースと五りん石コースを歩くことにした。
 登山口は柿畑の奥にあって判り難いが、車のナビのおかげで迷うことなく到着できた。登山口の前には、砂利敷きの駐車場が設けられていた。現在は、ここから歩きだすものが多いようで、本来の五りん石コースからの道は駐車場の奥に上がってきているようだが、草が延びていた。
 車道を南に辿ったところに木の鳥居が置かれており、ここが山の神コースの入口になる。ひと登りした台地に出ると、小さな石の鳥居と祠が置かれており、これが山の神ということになる、毎年3月9日には、「山の神まつり」として、高さ90cmの鳥居を腹ばいでくぐり抜けて山の安全と繁栄を願う祈願するまつりが行われている。
 山の神からは、尾根沿いの登りが続く。標高250m地点で福井からのコースに合流し、この先はメインの登山道ということになる。この分岐には、福井方面を示す大きな標識が置かれているが、山の神へはその下に手造りで小さな標識が取り付けられているので、下山に使う場合には見落とさないように注意が必要である。
 尾根沿いの良く整備された登山道が続く。といっても登山道の整備というのはどうしても階段造りになってしまうので、足の負担は大きくなってしまう。
 地形図に書かれている標高268m点近くに上がってくる五りん石コースの破線は誤っており、合流点は標高350mになる。この先は、急斜面の階段登りが山頂まで続くので、覚悟が必要になる。以前は泥斜面が滑りやすい状態であったが、階段状の整備が施されていた。
 傾斜が緩やかになると、台地上の山頂の縁を回り込む道になる。右に曲がれば山頂到着になるのだが、水平道がさらに続いていた。進んでみると、南に向かう踏み跡が分かれた。充分に歩ける状態であるが、地図を見ると、尾根の末端付近で東西に林道が入り込んでくるので、このどちらかに下り立つように思われた。林道は、福井登山口近くに出るので、機会があったら福井から登って、この尾根を下って確かめることにしよう。角田山の登山道は非公式のもが多く、確かめるのも追い付かない。
 角田山の山頂に出ると、台風のせいか数人がいるだけであった。ここまでの登りでは展望はまったく無かったので、観音堂まで進んで展望を楽しむことにした。新潟平野の田圃も黄金色に色づいていたが、台風接近前に済ませておくためか、稲刈りがかなり進んでいた。山の眺めも広がっていたが、南の方から厚い雲が進んできており、天気はこれから崩れていくようであった。
 分岐まで急斜面を一気に下り、五りん石コースに進んだ。分岐からは谷間に向かっての九十九折の下りになった。この下りも階段状に整備されており、上りに使うには辛いコースであった。登りは山の神コースを使った方が変化に富んで面白くなる。
 傾斜が緩んだ道を下っていくと伐採地に出て、その先で駐車場に戻ることができた。
 昼過ぎには雨になったので、うまいタイミングで山歩きを行ったことになる。

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