菱ヶ岳、五頭山

菱ヶ岳から五頭山


【日時】 2017年9月16日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 菱ヶ岳・ひしがたけ・973.5m・二等三角点・新潟県
 五頭山・ごずさん・912.5m・三等三角点・新潟県
【コース】 内ノ沢登山口より周回
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/出湯
【ガイド】 新新潟ファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 5:30 新潟発=(R.49、水原、R.290、村杉温泉 経由)=6:40 内ノ沢登山口〜7:00 発―7:20 村杉温泉分岐―8:26 笹清水―9:19 菱ヶ岳―9:42 与平の頭―10:55 五頭山―11:08 前一ノ峰〜11:35 発―11:51 三ノ峰分岐―12:24 長助清水〜12:40 発―13:19 どんぐりの森登山口―13:36 内ノ沢登山口=(往路を戻る)=14:30 新潟
 菱ヶ岳は、新潟平野に面して加治川と阿賀野川の間に広がる五頭山塊の最高峰である。これまで菱ヶ岳へは、メインコースにあたる村杉温泉、裏コースといえる中ノ沢、さらに五頭山からの縦走路といった登山道が利用されてきたが、最近南の石戸集落から野須張峰へ登り、大日山を経て菱ヶ岳に至るコースも開かれている。

 台風接近の予報が出て、遠出は諦めて近くの山を歩くことにした。6月の手術後の体力の衰えから回復していないので、少し長いコースとして、菱ヶ岳から五頭山への環状縦走コースを歩くことにした。
 内ノ沢登山口の駐車場には、早朝にもかかわらず、何台もの車が停められていた。下山時には、奥のスキー場跡の駐車場も満車状態になっており、この日の五頭山塊には大勢の登山者が入っていた。
 歩き始めはトラバースとカーブを交えながらの登りで、尾根上に出ると村杉分岐になる。昔は村杉温泉から登ってきたことがあるが、ロープが張られて廃道になっていた。さらに尾根沿いの登りを続けると、山没霊供養塔の置かれた4合目に到着する。その後、緩急の登りを続けていくと五合目の標識が現れる。その先で、右手に植林の作業道が延びてきているが、草に覆われて、利用されずに放置されているようであった。六合目を過ぎると、尾根通しの冬道との分岐になるが、夏道は左に進む。木の根が斜めに飛び出して歩きにくいトラバース道を進むと、七合目笹清水となる。休むためにベンチも置かれているが、体力的にはここが五合目といった感じである。
 笹清水からは、急斜面の階段登りが続く。冬道が合流してさらにもうひと頑張りした所で、傾斜はようやく和らぐ。九合目を過ぎて最後の急斜面を終えると、菱ヶ岳の山頂に到着した。下山してきた単独行一人とすれ違ったが、山頂には誰もいなかったので、皆五頭山方面に進んだようである。
 山頂広場から進んだ先で小ピークに出るが、ここが最高点となる。尾根沿いの下りを続けていくと、与平の頭に出て、ここは中ノ沢方面からの登山道が上がってきている。この裏五頭からの登山道も、先回から時間があいているので、歩く必要がある。この後は小さなアップダウンが続く。龍神清水の入口を過ぎると、縦走路の最後の登りになるが、足も疲れてきて辛くなってきた。
 三叉路に出て、とりあえず、五頭山の山頂に向かった。いつもは人もほとんどいない五頭山の山頂であるが、小さな広場は大賑わいになっていた。いつものように戻って、前一ノ峰で大休止にした。
 前一ノ峰からは、菱ヶ岳からの縦走路を振り返ることができ、飯豊連峰や周囲の山をのぞむことができる。台風による強風のせいか、ほこりが舞い上がってもやった状態になっていた。
 下りに入っても、大勢の登山者とすれ違う状態であった。三ノ峰分岐からは、急な下りが続く。長助清水まで下ってベンチでひと休みしようと座ったところ、右足がつってしまった。やはり体力がおちているようである。幸い、少し休むと、足の状態も戻った。
 この先は、直線的な尾根沿いの下りが続くのだが、GPSのログが尾根から外れているのに気が付いた。どんぐりの森登山口に下り立ってからの林道歩きでも、大きく外れていた。捕捉衛星の数が少なくなっていたことが原因のようであるが、北朝鮮との関係が緊迫しており、アメリカの方でなにか妨害工作が行われたのかもしれない。これまでにもGPSの短時間の動作不良は経験したことがあり、日本の衛星が増えるのを期待する。
 菱ヶ岳から五頭山への縦走は、体力的にけっこうきつく、体調の判断に使うには良いコースといえる。

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