富士山、大仏山

富士山
大仏山


【日時】 2017年8月12日(土)〜13日(日) 1泊2日 各日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 12日:曇り 13日:曇り

【山域】 北会津
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 富士山・ふじさん・508.8m・三等三角点・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/野沢
【コース】 漆窪より泥浮へ周回
【ガイド】 新ふくしまの低山50(歴史春秋社)

【山域】 北会津
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 大仏山・だいぶつやま・708.2m・二等三角点・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/熱塩/熱塩
【コース】 二軒在家登山口より
【ガイド】 ふくしまの低山50(歴史春秋社)

【時間記録】
8月12日(土) 8:05 新潟=(R.49、西会津、大谷 経由)=10:05 漆窪登山口〜10:20 発―10:40 壱の坂展望―11:04 富士山〜11:20 発―11:27 立岩分岐―11:37 泥浮登山口―11:58 漆窪登山口=(大谷、山都、喜多方、R.459 経由)=14:00 裏磐梯  (車中泊)
8月13日(日) 4:30 裏磐梯=(R.459、喜多方、R.121、二軒在家 経由)=5:35 大仏山登山口〜5:48 発―6:34 大仏山―6:59 林道―7:20 大仏山登山口=(二軒在家、R.121、喜多方、会津坂下、R.49 経由)=10:30 新潟
 富士山は、飯豊連峰の南山麓の、喜多方市と西会津町の境に位置する山である。山頂に富士権現が置かれていることから、この名前で呼ばれている。

 大仏山は、蔵とラーメンで観光地となった喜多方の北部、旧米沢街道沿いの山である。山頂には、小さな石の大仏像が置かれているが、新しいものであり、山名に合わせて置かれたもののようである。

 お盆休みの連休であるが、天気が良くない。日曜日は回復しそうなので、磐梯山へ裏磐梯から登ることにして、土曜日は雨の中でも登れる富士山か大仏山を登ることにした。
 新潟を出た時は晴れ間も広がっていたが、会津に向かって車を走らせていくうちに厚い雲が広がるようになった。雨の降る前に登山を済ませてしまうため、登山口の近い富士山に向かうことにした。富士山は7月9日に登ったばかりであるが、この時は新しいコースを歩いた。これまで使われてきたメインコースを先回歩いたのは、2006年11月なのでかなり時間が経っている。
 立岩のT字路で左折し、泥浮登山口に向かった。大芦の手前で、泥浮を経て漆窪に通じる林道に進むと、舗装されているが、細い道になった。泥浮登山口をマークしてから漆窪に向かった。坂を下っていくと、漆窪の集落に到着。漆窪の三叉路付近は、お盆休みの帰郷の車なのか混み合っており、少し離れた所の路肩に車を停めた。
 三叉路の富士川の右岸から歩きだし、すぐ先で古びた木の橋で左岸に渡る。しばらくは林道幅の道が続く。尾根の北端に回り込んだところで、登山道が右に分かれる。階段状に整備された一直線の登りが続き、汗がしたたり落ちた。尾根上に出ると、壱の坂展望と書かれた休憩所が現れた。雲がかかって遠くの山は隠されていたが、麓の集落を見下ろすことができた。この後は、緩やかな登りが続くようになった。弐の坂展望と書かれた標識が現れたが、緩やかな坂の途中であったため、そのまま通過した。再び傾斜がきつくなってこれを突破すると杉木立に囲まれた富士山の山頂に到着した。
 まずは飯豊の展望台に向かったが、雲に隠されて雪渓が僅かに見えるだけであった。続いて、前回は団体が登ってきたため、入れ違いに下山に移って訪れなかった御神楽岳の展望地に移動した。雲が厚く広がっており、麓の集落が見えるだけであった。
 下山は泥浮登山口に向かった。歩き始めるとすぐに、富士山立岩登山口への右が分かれ、続いて富士山展望台が現れる。杉林の中をさらに下っていくと、泥浮登山口への道が右に分かれる。尾根通しに下っていき、右手にコースを変えると、耕作放棄地のような草地に出て、その先で泥浮登山口に出た。登山口の前には民家が一軒あり、そこの犬に吠えられた。
 漆窪に向かっては下り坂が続くため、歩きも楽であった。途中、ウバユリが沢山咲いているのに出会った。
 漆窪から立岩への戻りは、良く整備された道で小清水に向かい、陣ヶ峯峠経由で立岩に向かった。陣ヶ峯峠の漆窪側は道幅が狭いので、運転には注意が必要であった。
 翌日の山のために裏磐梯に入って夜を過ごした。夜になると本降りの雨となった。日曜の朝には雨は止んでいたが、雲が垂れこめていた。展望は期待できないので、予定変更として、大仏山に向かうことにした。大仏山は、2009年11月以来ということになる。
 煉瓦造りの建物が残って喜多方の観光地にもなっている二軒在家から林道に進む。簡易舗装の荒れた林道で、対向車とのすれ違いも困難な道が続いた。登山口には、広い駐車場と立派なトイレが設けられている。大仏山は登山道も充分すぎるほど整備されているが、ここまでの林道の整備とはつりあっていない。
 登山口からは、しばらく林道と平行に登っていき、その後高みに向かうが、その後は南に方向を変えて西に落ち込む尾根に向かうことになる。その後もトラバース気味の登りが続き、最後に南に落ち込む尾根に取り付くことになる。歩いて迷う心配のない登山道ではあるが、地図上で現在地を確認することはGPSを利用しないことには不可能である。
 登りついた大仏山の山頂では、毛糸の編み物の帽子と胸当てを付けたお地蔵さまが出迎えてくれた。山頂からの展望は雲に隠されていた。
 下りは北に進んだ。少し先の高まりには、東屋が設けられていた。その後は、細尾根の急な下りが続いた。一気に高度を上げると、東屋が現れて、ここからは左の谷間に方向を変える。すぐに林道幅の道に変わって、駐車場から延びてきた林道に飛びだした。この後は、林道歩きで駐車場に戻るだけなのだが、アブと蚊に悩まされることになった。
 時間も早かったが、道路の混雑を避けるために家に戻ることにした。

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