高坪山

高坪山


【日時】 2017年7月30日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 蔵王山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 高坪山・たかつぼやま・570.5m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/中条、小国/坂町、中条、越後下関、安角
【コース】 虚空蔵コースから蔵王コース
【ガイド】 分県登山ガイド「新潟県の山」(山と渓谷社)、新・新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新潟花の山旅(新潟日報社)

【時間記録】 6:35 新潟発=(R.7、十文字、R.113 経由)=7:30 荒島城跡側路側帯〜7:50 発―7:54 高坪山登山道入口―8:47 虚空蔵奥の院入口―8:51 虚空蔵奥の院―8:55 虚空蔵奥の院入口―8:59 虚空蔵山―9:30 飯豊連峰見晴台―9:42 高坪山〜9:50 発―10:0 黒川分岐―10:37 高坪山登山道入口―10:43 荒島城跡側路側帯=(往路を戻る)=12:05 新潟着
 北は荒川、南は胎内川に挟まれた、日本海の海岸線に沿って南北に延びる低山帯を蔵王山塊と呼ぶ。高坪山は、この山塊の最高峰である。高坪山は、荒川町梨木からと黒川村蔵王からの登山道が、それぞれ周遊コースとして歩くことができることから、ハイキングの山として親しまれている。最近、荒島城コースや貝附山城コースも整備されて、さらに変化に富んだ山歩きができるようになっている。

 前日に続いてぱっとしない天気予報が出て近場の山で済ますことになり、高坪山に出かけた。高坪山は毎年のように出かけているが、最近は蔵王コースから登って荒島城跡コースを下山に使うことが多く、メインコースの虚空蔵コースは歩いていない。ひさしぶりのメインコースを歩くことにした。
 高坪山の登山者用駐車場は少し離れた坂の下にある。いつものように荒島城跡側の路側帯に車を停めて歩き出したが、距離は少しあるが、ほぼ平坦な道で登山道の入口に到着する。関係者以外立ち入り禁止の林道を進んで行くと、虚空蔵コースと蔵王コースの分岐に出る。
 今回は直進して虚空蔵コースに進んだ。虚空蔵コースは、急坂の階段登りで始まる。整備は良くされているが、足をあげるのが辛い登りである。枝尾根の合流点付近からは、傾斜も少し緩くなって、ひと息つくことができる。気温は、前日よりは過ごしやすい気がした。
 谷向こうに見える高坪山の山頂が目の高さに近づいてきたところで、右手に奥の院への道が分かれた。奥の院への道は歩く者も少ないのか草もかぶり気味で倒木が邪魔をしているところもあった。沢の源頭部の窪地に下り立つと、石の鳥居と祠が置かれていた。祠の中には、大きな石が祀られていた。人があまり訪れないような奥の院ではあるが、立派な施設が設けられているのは驚きである。
 登山道に戻ってひと登りすると、三叉路になっている虚空蔵山に到着した。右に曲がって高坪山に向かった。この先も小さなアップダウンが続くが、気分的には楽である。マイクロウェーブの反射板の置かれた飯豊連峰見晴台からの眺めでは、飯豊連峰や二王子岳は雲で隠されており、胎内スキー場付近が見えるだけであった。
 三叉路を右折してブナ林の中を歩いていくと、高坪山の山頂に到着した。誰もいない山頂で、汗を拭いながらひと息いれた。日本海方面の展望は開けており、粟島を眺めることができた。
 山頂から蔵王コースへの下りは、最初はブナ林の中の急坂で始まる。ここも階段整備が進んでいた。下りの途中には、団体を含めて、多くの登山者とすれ違った。気温の高い中での登山とあって、ばて気味の者も多かった。
 車に戻ってから登山者用駐車場を通りがかると、多くの車が停められていて、大勢の登山者が入山していたことを確認できた。

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