護摩堂山

護摩堂山


【日時】 2017年6月25日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 護摩堂山・ごまどうやま・271m・なし(268.3m・一等三角点補点)・新潟県
【コース】 カントリークラブコースより菅沢口
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田
【ガイ】 なし

【時間記録】 6:40 新潟発=(R.49、茅野山、R.403、矢代田、林道長峰線 経由)=7:05 大沢公園〜7:34 発―7:49 カントリークラブコース入口―8:22 湯田上コース分岐―8:46 護摩堂山〜9:00 発―9:16 菅沢口―9:57 大沢公園=(往路を戻る)=10:40 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。この新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山がハイキングの山として親しまれている。この山には、かつて山城が置かれ、南北朝時代(14世紀)には戦いの場になったと伝えられている。応永の大乱(1423年)では、中条町に拠点を持つ武将中条房資が一族を護摩堂山の要害に分勢し、田上原で守護代の長尾邦景と戦ったという。現在では、本丸跡、お屋敷跡、矢場、空堀跡等の遺構が残されている。山頂一帯には、あじさい園が設けられ、この時期は特に賑わう。

 手術後の再開の山として護摩堂山に出かけることにした。アジサイの花も咲き始めているようで、またカントリークラブコースと呼ばれるらしい歩いていないコースも確かめたい。菩提寺山、高立山、護摩堂山のある新津丘陵一帯は、最近は公式なのか非公式なのかは判らないが、新しいコースが続々と誕生しており、確認が追い付かなくなっている。
 足慣らしも兼ねて大沢公園の駐車場から歩きだした。最近は、菩提寺山の人気も高まっており、この駐車場も帰りには満車になっていた。
 しばらく林道歩きを続け、五社川沿いの林道分岐から500mほど進むと、右に未舗装の林道が分かれた。ここが、カントリークラブコースの入口になる。脇には駐車スペースもあるので、ここまで車で入って歩きだせばよかった。林道に進むと、すぐに右に山道が分かれた。丸木を置いて階段も整備されており、思ったよりもしっかりした道であった。ひと登りして尾根上に出ると、西側にゴルフ場が広がっているのを見下ろすことができた。
 傾斜が少しきつくなると、特に必要とも思えないがロープも張られており、充分な整備がされていた。坂を上り切った小ピークには四等三角点が置かれており、この点を調べると「大平」とのことであった。高立山の西に位置する278.3mピークも点名は「大平」で同じである。隣り合う四等三角点の名前が同じなのは、いかがなものか。手抜きとしか思えない。その後は、緩やかな尾根歩きが続き、それほどの体力も使わずに湯田上温泉口からのメインルートに合流することができた。
 湯田上温泉口からのメインルートは、朝も早いのに大勢が歩いていた。林道歩きであるが、傾斜は結構きつく、汗が噴き出る。途中、パトロールとプレートを張った車が走ってきて、道脇に避けることになり、あまり面白い気がしなかった。
 ひと汗かいて護摩堂山のあじさい園に到着。咲いているのは、青のアジサイがほとんどで、ピンクや白の花は少なかった。とりあえず、本丸に上がったが、広場からの眺めは雲に隠されていた。アジサイの撮影にしばし時間を費やした後に下山に移った。菅沢口への尾根道には、白いホタルブクロが沢山咲いていた。この季節の護摩堂山登山の楽しみの一つでもある。
 いつもだと菅沢口から高立山に向かうのだが、今回は無理をしないで、林道歩きで大沢公園へ戻ることにした。

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