高立山、大平山

高立山、大平山


【日時】 2017年5月14日(日)
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 ろう火峰・ろうか峰・281m・なし・新潟県
 高立山・たかだてやま・276m・なし・新潟県
 大平山・おおだいらやま・278.5m・四等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【コース】 公園堰堤コースから五段の滝コースへ
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:05 新潟発=(R.49、茅野山、R.403、矢代田、林道長峰線 経由)=7:45 大沢公園〜8:08 発―8:59 ろう火峰―9:14 高立山〜9:23 発―9:39 大平山―9:58 分岐―10:15 五段の滝登山口―10:28 大沢公園=(往路を戻る)=11:15 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングコースが整備されて、訪れるハイカーが多くなっている。

 菩提寺山、高立山、護摩堂山一帯は、新潟市のハイキングコースとして人気が高まっている。山小屋の建設と共に、登山道の整備が盛んで、少し目を離すと知らないコースができあがっている。今回はまだ歩いたことのない公園堰堤コースと五段の滝コースを確かめるために出かけた。
 時間も早く大沢公園の駐車場には一台の車しか停まっていなかったが、山菜採りなのか林道は車が何台も通過していった。
 大沢公園から高立山へとこれまで歩いていたコースは、公園中央コース(ろう火連尾根)と呼ばれるようである。今回歩く公園堰堤コースは、菩提寺山への登山口を過ぎた先、仏路越への林道が沢を渡った先の尾根末端が登り口になる。標識は無いが、はっきりした道が尾根沿いに上がっている。杉林の中の急な登りが続いた。ステップもはっきりしており、整備の手が加えられていた。気温は高く、長袖Tシャツ一枚で充分な容器になっていた。汗を流しながら登りを続けると、赤松の目立つ雑木林が広がるようになった。コースは尾根沿いに続いており、迷う心配の無い道であった。傾斜も緩んで幅広尾根に出た。コースが南に向かい、ろう火峰まであと僅かというところで、東の尾根に向かって踏み跡が分かれた。これは、代官沢尾根コースと呼ばれるようである。この道もいずれ歩いてみる必要がある。分岐からは110mほどでろう火峰に到着し、いつも歩いている公園中央コースに合流した。
 「新津丘陵最高峰 ろう火峰 281m」という標識によって、以前から気になっていたろう火峰と大平山の標高について、GPSで確かめることにした。私のGPSでは、ろう火峰270m、大平山273mと出た。大平山の三角点は278.3mなので、誤差が出ている。一方、国土地理の「標高がわかるWeb地図」では、ろう火峰283.2m、大平山278.4mと表示される。このシステムでは、、隣の高立山の276m点は273.7mと出るので、誤差はあろうが、三角点の置かれていない山の標高を調べるのに役に立つと思われる。た、ろう火峰の281mはどうやって出したかを含めて、なぞは残った。
 この先しばらくは、歩いたことのある区間になる。大平山との鞍部から高立山に向かった。一旦下った後は、急登になる。直登コースと少し傾斜の緩い迂回コースの二つが設けられている。急坂を上り切ると高立山の山頂に到着する。時間も早いため、登山者は一人いるだけであった。以前よりもベンチが増えていたり、花が植えられていて、少々過剰整備という感じがした。五頭山塊や菅名山塊、白山・粟ヶ岳の眺めが広がっていたが、昨日の雨の影響が残っているのか、山頂部に雲がかかっていた。
 来た道を戻って、今度は大平山へ。以前の踏み跡とは違って、はっきりとした登山道に変わっており、途中には刈り払いされた展望地も設けられていた。台地状の大平山の奥に三角点があり、ここから北東と南に道が分かれている。今回は、北東に延びる五段の滝コースを下ることにした。南は境界尾根コースと呼ばれるようで、いずれ歩く必要がある。
 五段の滝コースは、通常の登山道と変わらないしっかりした道になっていた。尾根沿いに延びており、迷う心配もなかった。標高180m付近で、右に分かれる道があり、これは北側の沢沿いの林道に下りたつようであった。分岐の木に赤テープが付けられていたが、注意していないと見過ごしてしまう分岐であった。
 尾根沿いの下りを続け、林道が見えてきたところで左にコースを変えて沢に下りると、すぐ先で林道に出た。振り返ると、沢に段々の岩が連なっており、これが五段の滝の謂れのようであった。ただ、水量が少ないので、滝のようには見えなかった。
 この五段の滝登山口からは、舗装された車道歩きで、大沢公園に戻ることになった。途中、ヒメシャガの花が群落状に咲いており、足を停めて眺めることになった。
 まだ歩いていないコースを確かめるために、再び高立山には訪れる必要がある。

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