たきがしら湿原

たきがしら湿原


【日時】 2017年5月6日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り後雨

【山域】 御神楽岳周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 たきがしら湿原・たきがしらしつげん・474m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/安座
【コース】 かもしか歩道
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:0 新潟=(R.49、上川、七名 経由)=8:35 たきがしら湿原―8:55 発―9:52 林道―10:40 たきがしら湿原=(往路を戻る)=12:20 新潟
 たきがしら湿原は、会越国境近くにあり、かつてはたきがしらという集落があったが昭和51年に全戸が集団移転し、その放棄田を自然公園として整備したものである。春から夏にかけて湿原の花を楽しめるのと同時に、かもしか歩道と呼ばれる遊歩道も整備されている。

 五月連休は晴天が続いていたが、この土曜日は雨の予報が出てしまった。午前中はなんとか曇りでいてくれそうな内陸部を目指すことにして、たきがしら湿原を訪れることにした。たきがしら湿原への林道のゲートが開くのが8時半というのでそれに合わせて出発した。新潟を出るときにすでに雨がぱらついたが、車を走らせるうちに止んでくれた。
 たきがしら湿原に到着して湿原をのぞくとミズバショウが咲いていたが、花は後にして、まずはかもしか遊歩道を歩くことにした。湿原の縁を歩いていくと、シラネアオイの花も咲いていた。湿原の西に向かって延びる林道に進むと、かもしか歩道の入口になる。尾根上までの登りで、息が切れた。五月連休の低山歩きで足にも疲れが出てきていた。尾根上に出ると、小さなアップダウンが続くようになる。遊歩道には厚い落ち葉に覆われており、歩く者は少ないようであった。
 新緑のブナ林を楽しみながら歩きていき、474mピークを越すと、木立が切れて、スラブを抱いた岩山の眺めが広がった。目の前は、井戸小屋山の山腹が広がり、787.7mの無名峰が岩壁を光らせる険悪な姿を見せていた。谷奥には鍋倉山の山頂を望むことができた。
 この展望地からはひと下りで林道に下りたつ。先回はこの林道を歩いてたきがしら湿原に戻ったので、今度は少し下った所から分かれる学習の森コースに進んだ。未舗装の林道であるが、表面を厚い落ち葉が覆っていた。周囲には鬱蒼とした森が広がっていた。学習の森コースは、尾根の張り出し部で大きく曲がるため、湿原に戻るまでの距離は長くなってしまう。途中で雨が降りだしたが、雨具を着ようかと迷っているうちに止んでくれた。
 湿原に戻って、ミズバショウの撮影を行った。見学の観光客もちらほら訪れていた。たきがしら湿原は、咲く花を確かめるために、季節を変えて訪れてみる必要がある。
 家に戻る途中、本格的な雨になった。山の選択は当たっていたことになる。

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