扉山

扉山


【日時】 2017年4月22日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 羽黒山・はぐろさん・220m・なし・新潟県
 扉山・とびらやま・364.9m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新発田/上赤谷
【コース】 羽黒山登山口より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:40 新潟発=(R.7、新発田、R.460、七軒町、小戸橋、小戸 経由)=7:20 羽黒山登山口〜7:43 発―8:10 羽黒山―8:53 扉山〜9:10 発―9:55 林道終点―10:33 羽黒山登山口=(往路を戻る)=11:30 新潟
 扉山は、二王子岳から西南に延びる尾根が、加治川に落ち込む所にある山である。低山ながら、ピラミッド型の独立峰で、山頂にマイクロウェーブの反射板が置かれて、周囲から良く目立つ山である。新発田の町を抜けて、飯豊の入口の東赤谷に向かうとき、まず一番に迎えてくれるのが、加治川左岸の臼ヶ森山と右岸の扉山である。羽黒山は、扉山から北西に延びる尾根上にあるピークである。

 扉山を1997年12月に登った時は、山頂にマイクロウェーブの反射板があることからその巡視路を探したが見つからず、尾根の途中の羽黒山への登山道があったことから、その先は藪漕ぎで登った。山頂で北東への尾根に巡視路があるのを見つけて、それを下った。その後、羽黒山から先に登山道が開かれて、周回できるようになったことを知ったが、そのままになっていた。登山道の状態を確かめるために出かけた。
 小戸の集落を抜けて加治川沿いの道を進んでいくと、扉山から北西に落ち込む尾根が近づいてきたところにある送電線鉄塔脇に「羽黒山、扉山登山道入り口 扉の大将杉まで約45分」と書かれた案内板が置かれていた。道幅も広く、交通量も少ないので、路肩駐車で歩きだした。
 田圃脇を進んでから杉林の中に進んだ。歩く者は少ないようで、落ち葉で道が判り難くなっていた。尾根の取り付きには、「戸開山(扉山)登山道入り口」の案内が置かれていた。この先は、急な尾根沿いの登りが続いた。このコースは、ロープも取り付けられていたが、落ち葉に覆われた泥斜面が滑りやすく、枝にも捕まりながら登ることになった。傾斜が緩むと木製の祠が置かれており、大岩を巻いてもうひと登りした所にも石の祠が置かれており、ここが羽黒山のようであった。振り返ると、臼ヶ森山や加治川の展望が広がっていた。
 この先が新しい登山道ということになる。小戸城と呼ばれる山城があったようで、堀切も残されていたが、急坂で通過に苦労した。しばらくは、椿を眺めながらの緩やかな尾根歩きが続いたが、山頂が近づくと、再び急な登りが始まった。傾斜が緩むと、もうひと歩きで、マイクロウェーブの反射板が置かれた扉山の山頂に到着した。
 北東尾根との分岐には、一ノ沢峰縦走コースの絵看板が置かれていた。この絵看板によれば、東の内の倉ダム寄りを通過する送電線の巡視路を利用して周回できるように書かれているが、地図を見ても良く判らない。先回と同じく黒崎白土工業へと下山するのが良さそうであった。
 山頂の先まで伐採が行われていたので進んでみたが、行き止まりになっていた。戻って、マイクロウェーブの下のコンクリート敷きに腰を下ろして大休止にした。二王子岳と高知山の展望が広がっていた。五頭山塊方面は、木立の隙間からの眺めになっていた。
 山頂からひと下りすると扉の大将杉があった。このコースは急坂部分に丸太の階段が整備されていたが、横木が無くなっているなど崩壊が進んでいた。250m標高で尾根を左に外して急降下すると、杉林の広がる窪地に下り立った。落ち葉で登山道が判りにくなっており、テープを辿りながら下っていくことになった。
 水の流れる沢に沿って下っていくと滝の落ち口に出て、その脇の急坂を下ると、その先ではっきりした山道に出て、その先で林道終点になった。後は、いささか長く感じる林道歩きになった。
 砕石所の脇を下っていくと、稼働中の黒崎白土工業の工場内に出て、足早に通過することになった。小戸の集落を抜けて加治川沿いの道に出ると、車まではもうひと歩きになった。
 扉山は、登山道も整備されており、展望の良い山なので、もう少し歩かれても良い山である。

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