沼ノ平福寿草遊歩道

沼ノ平福寿草遊歩道


【日時】 2017年4月8日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 沼ノ平・ぬまのたいら・380m・なし・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/熱塩/加納
【コース】 沼ノ平駐車場より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:15 新潟=(R.49、会津坂下、山都、藤沢、朝倉 経由)=8:40 沼ノ平駐車場〜9:00 発―9:42 沼ノ平駐車場=(朝倉、藤沢、山都、西会津、R.49 経由)=13:50 新潟
 飯豊連峰の南に位置する山都町の沼ノ平地区には、日本最大級の100万株といわれる福寿草の群生地があり、遊歩道が整備されている。

 金曜日の夜、NHKのローカル番組で、沼ノ平の福寿草が紹介されていた。山都町付近を車で走っていた際に、福寿草祭りの案内を見た覚えがあったが、まだ訪れたことがなかったので出かけることにした。
 山都から飯豊の湯方面に向かう道は何度も通っているが、途中の相川から福寿草祭りの案内標識に従って、朝倉への道に進む。車のナビだと県道385線をそのまま進んで一ン木から沼ノ平に向かうという大回りを示すので、案内板に従うように注意が必要である。賢谷を過ぎると九十九折の急坂となり、周囲の田圃にも残雪が現れるようになった。沼ノ平の集落入口で右手の林道に進むと、すぐ先で駐車場に到着した。大きな駐車場であるが、9時の段階では、車は数台の状態であった。ここで、環境整備費として300円を払った。
 駐車場のすぐ下から遊歩道が始まっていた。パンフレットによれば、「ゆきげの小径」と呼ばれ、一周40分とのことであった。遊歩道の周囲には雪の残る田圃が広がり、路肩には福寿草が咲いていた。時間が早いので、完全に開ききっていなかったが、丸みを帯びた花弁は、むしろ美しかった。
 花を見ながら緩やかに下っていくと、福寿草の花で一面覆われた斜面の下に出た。これだけの福寿草の群生はまだ見たことがなかった。この群生地のことはあまり知られていないようで、観光客も数組といった状態で、花の撮影を行うのも自分だけという状態であった。水芭蕉が植えられた小さな池の先は、カーブを交えながらの登りになった。福寿草の花は、雪融けの具合によって開花の時期が決まるようで、咲き始めという場所もあったが、ほぼ満開になったばかりという状態であった。
 坂の上に出ると、水平な道となり駐車場の上に戻ることができた。写真を撮りながらで、丁度40分の歩きであった。駐車場の車は、少し増えただけであった。
 車を走らせて、長松寺側の遊歩道に移動したが、案内板が無くて良くわからず、少し登ってみたものの上部の林道が雪で閉ざされていたので引き返した。ただ、道路脇の斜面にも福寿草が沢山咲いており、この一帯には、福寿草が自生するのを確かめることができた。
 ホームページによれば、「福寿草の見頃は、3月20日〜4月3日の福寿草まつり期間中(例年、3月第3日曜より15日間)」とあるが、4月8日段階で満開状態であった。今年は雪解けが遅れて、開花も遅れたようである。来年も訪れたいと思うが、時期の判断が難しそうである。
 時間も早いので富士山を登ろうと思って移動したが、立岩集落に到着してみると、陣ヶ峯峠方面の道は冬季閉鎖になっていた。ただ、この三叉路に富士山の登山案内図が置かれており、立岩側から登山道が整備されていることが判った。これまでは、漆窪から登っていたので、このコースをいずれ歩いてみる必要がある。

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