古城山

古城山


【日時】 2017年3月25日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雪

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 古城山・こじょうさん・283m・なし・新潟県
【コース】 箱岩峠より
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟、村上/新発田、中条/菅谷、中条
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:00 新潟発=(R.7、貝屋、七社 経由)=7:50 箱岩林道ゲート〜8:10―8:28 箱岩峠―8:37 登山道入り口―8:51 ベンチ―9:08 古城山―9:26 291mピーク―9:39 古城山下―9:49 ベンチ〜9:54 発―10:09 登山道入り口―10:18 箱岩峠―10:38 箱岩林道ゲート=(往路を戻る)=11:30 新潟
 櫛形山脈は、日本海沿いに広がり、胎内川と加治川によって両端が切りおとされる、全長約13キロメートルの山塊である。25000分の1図に山脈と記されている唯一の例といわれ、日本一のミニ山脈と呼ばれている。北部の白鳥山から鳥坂山、櫛形山を経て大峰山に至る縦走路は、良く知られているが、それより南部の箱岩峠に至る縦走路は、良く整備されているにもかかわらず歩く者は少ない。古城山は、箱岩峠の北1kmにあるピークである。

 角田・弥彦方面は、雪割草の季節を迎えて登山者で賑わう季節になった。雪割草は先週に充分みたので、残雪の山を目指すことにしたが、この冬のブランクによって、雪の状態が判らなくなっている。とりあえず、箱岩峠経由で大峰山を目指すことにした。
 箱岩集落の先で、車道に鎖が掛かっていた。積雪期には鎖が外されているかと期待していたのだが、ここから歩くことになった。積雪期にも歩いている道なので、雪が無ければ、そう体力を必要とはしない。
 箱岩峠周辺の工事は終わっているように見えるが、菅谷側で工事が続いているのだろうか。峠から林道に進むと、残雪が道を覆うところも出てきた。予想以上に雪は多かった。登山道に進むと、冬枯れの木立の中の歩きになった。ひと登りすると、ベンチも置かれているが、表面に苔が生えてきており、このコースを歩く者は少ないようであった。
 古城山付近では、登山道は一段下をトラバースするように続いている。吹き溜まり状に残雪が覆っており、一歩ずつ足場を固めながら歩く必要が出てきた。雪のある時は、このトラバース道を辿らずに、尾根沿いに藪漕ぎをするべきである。
 古城山へは、残雪と堀切を伝って登った。木に赤テープが取り付けられているのは、冬に登った登山者によるもののようであった。尾根沿いに進んでいくと、トラバースしてきた登山道に合流できた。
 その先の291mピークに登ると、一面の雪原になって、時折膝上までもぐる状態になった。木立の間から望む大峰山は、まだ遠かった。つぼ足では無理と判断して引き返すことにした。スノーシューを持ってくるべきであった。
 引き返す途中、登りの時には気が付かなかったマンサクの花が咲いているのに目が留まった。残雪の山にも春が訪れていた。

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