角田山

角田山


【日時】 2016年12月18日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高三角点・県名】
 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【コース】 登り:ほたるの里コース 下り:落合コース
【ガイド】 無し

【時間記録】 7:00 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、亀貝IC、R.116、竹野、R.460 経由)=7:50 ほたるの里登山口〜8:12 発―9:22 竹野町分岐―9:41 角田山〜10:00 発―10:13 三望平分岐―10:39 落合登山口―11:17 ほたるの里登山口=(往路を戻る)=12:10 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。四季を通じて登られている山であるが、特に春の雪割草の時期には、県外から観光バスを連ねて団体がやってくるようにもなっている。

 金曜日の晩から新潟市郊外では平野部でも雪が降り、さらに土曜日は強風が吹いたので山は休みにした。とりあえず雪の少ない山ということで、角田山に出かけることにした。角田山は多くのコースが設けられており、しばらく歩いていないコースがどうしてもできてしまう。今回は、2010年12月以来歩いていないホタルの里コースから登ることにした。
 角田山が近づいてくると、本降りの雨になった。登山口に到着すると、すでに5台ほどの車が停められており、角田山の人気のほどを知ることになった。コーヒーを飲みながら車の中で待機していると、雨も上がったので歩きだした。
 最初は、階段登りで平成観音を目指す。その先もしばらく急な階段登りが続くが、尾根上に出ると、その後は緩やかな歩きが続くようになる。東屋が現れるが、屋根板は無くなって柱だけになっていた。展望が開けて、左手の谷越しに角田山の山頂を望むことができたが、先はまだ長い。  三角点の置かれた小ピークで左手に方向を変えて、一旦下りになった後に登りに転ずる。登山道上にも雪がうっすらと積もっていたが、雪融け水によって登山道は泥んこ道になっていた。この時期の山は、長靴が良い。
 登りを続けていくと、右手から五りん石コースが合わさる。この先は、階段状に整備された急な登りが続くようになる。体力も必要で、運動には良い。
 角田山の山頂は、一面の雪原になっていた。冬山に備えてか、積雪量を示すメモリ付きの杭が立てられていたが、積雪量が判断できる厚みはまだ無かった。山頂に登山者はおらず閑散としていた。ベンチで見ていると、山頂に到着してすぐに折り返す者か、休むために小屋に入る者ばかりだった。風は冷たかったが、気温は外で休んでいられるほどであった。
 ひと休みの後、五ヶ峠へ向かった。山頂付近には木道が敷かれているが、シャーベット状の雪が積もって、滑らないよう足元に注意が必要であった。寒さが本格的になると、木道上の雪が凍って、危険で歩ける状態ではなくなる。
 三望平で南に延びる尾根を見ると雪の上に踏み跡が続いていた。落合コースと呼ばれるらしいこのコースは以前から気になっていたので、歩いてみることにした。尾根沿いの歩きやすい尾根が続いていた。少し下った所で、岩があり、三望平大岩と書かれた標柱も置かれていた。見ると、岩に小さな仏像がはめ込まれていた。尾根が枝分かれする所も多かったが、迷う心配のない踏み跡が続いていた。予想していたよりも早く林道に下り立った。登山口に標識がないか振り返ったが、赤布が付けられているだけであった。林道は新しい舗装道路であった。左方向へと、林道を下った。カーブを交えながら林道を下っていくと、直線的に上がってきた林道に合流した。この林道は、古くからあったようで、舗装も荒れ気味で、落ち葉が積もっていた。最後は、ほたるの里登山口近くで、五ヶ峠への林道に飛び出した。
 この落合コースは非公認ながら、踏み跡もしっかりしており、ほたるの里コースを使った際の下りに利用価値が高い。

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