櫛形山

櫛形山


【日時】 2016年11月6日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 櫛形山・くしがたやま・568.0m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【コース】 登り:要害山コース、下り:山の神コース
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:05 新潟=(R.7、中条 経由)=8:55 森林公園〜9:14 発―8:56 市の沢城跡―9:25 山の神コース分岐―9:28 稜線分岐―9:47 櫛形山〜10:00 発―10:13 稜線分岐―10:24 山の神コース分岐―10:38 大沢駐車場分岐―10:51 林道終点―11:00 森林公園=(往路を戻る)=12:05 新潟
 櫛形山脈は、2万5千分の1地形図に書かれているうちで最も小さい山脈として知られている。櫛形山は、山脈の最高峰で盟主の立場にあるが、ハイカーの人気では、大峰山に負けている。櫛形山の山頂付近には美しいブナ林が広がっており、日帰りの山としてもっと歩かれて良い山である。

 土曜日の昼は快晴であったが、夜になると雨になった。晴が長続きしないのも、冬の訪れの兆候である。どこに出かけるか決まらないままに眠りについたが、朝になると雨は上がっていた。それならば、櫛形山でブナ林の紅葉を見ようと思った。
 櫛形山へは様々なコースが考えられるが、それなりに体力を使う森林公園からの周回コースを歩くことにした。
 到着した森林公園は、人気は無く静まり返っていた。要害山コースに向かったが、このコースは地図で読み取れるよりも小さなピークのアップダウンがあり、初めのうちはなかなか標高が上がらない。本格的な登りが続くようになると市の沢城跡に到着。日本海側の眺めが開けているが、それよりも谷間に広がる紅葉の眺めに目が引き付けられた。曇り空であるので、紅葉の輝きは抑えられているが、色は深まっていた。
 迫ってきた稜線を見上げながら登っていくと、山の神コース分岐に到着。今日は、このコースを下ることにした。分岐からは、もうひと登りで縦走路との分岐に出た。一旦下りになるが、ここの泥斜面は滑りやすくなっており、固定ロープを頼る必要があった。
 ひと登りして幅広尾根に出ると、この先は美しいブナ林が広がっている。紅葉もまさに盛りで、ブナ林全体がオレンジ色に染まっていた。登山道沿いは、ブナが街路樹のように並んで見えていた。この先は写真を撮りながらの歩きになった。
 鳥坂山の山頂に到着して大休止。飯豊や二王子岳の稜線は雲に隠されていたが、前日に登った牟礼山は良く見えていた。
 紅葉を眺めながら分岐にまで戻った後は、山の神コースの一気の下りになった。大沢駐車場分岐からは、トラバース道となり、古峯神社と彫られた石碑を見ると、その先でお堂に出た。苔むした石段を下り、杉林の中を歩いていくと林道終点に飛び出した。ここからは、僅かな距離で森林公園に戻ることができた。
 度々登っている鳥坂山であるが、今回はブナ林の紅葉の盛りに登ることができたのは収穫であった。

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