牟礼山

牟礼山


【日時】 2016年11月5日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 牟礼山・むれやま・616.4m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/小国/安角
【コース】 朝日幹線道入口より
【ガイド】 新潟の低山藪山(白山書房)

【時間記録】 8:40 新潟=(R.7、新発田、R.290、熱田坂 経由)=9:20 朝日幹線道入口〜9:40 発―10:27 山道入口―11:19 牟礼山〜12:15 発―13:02 山道入口―13:24 朝日幹線道入口=(往路を戻る)=14:25 新潟
 牟礼山は、温泉やスキー場、ゴルフ場などのレジャー施設が整備されて賑わう胎内平の奥にある山である。杁差岳の南の鉾立峰から鳥坂峰へと、胎内川の右岸に沿って続く長尾根の末端のピークである。山頂からは、杁差岳をはじめとする飯豊連峰の展望を楽しむことができる。

 晴天のもと紅葉を楽しめる山として、牟礼山に出かけることにした。牟礼山は、飯豊の展望台といえる山であるが、先回登ったのは2011年11月27日だったので、少し時間が経っている。飯豊連峰が南東に位置するため、光線の具合が良くなるのを待つために、朝食を食べてからゆっくりと家を出た。
 1時間ほどで登山口に到着。飯豊連峰の端山といっても、家からは近い。胎内スキー場入口から黒俣方面の車道に進んだところにある登山口には、牟礼山の登山標識も置かれている。駐車スペースは三台であるが、すでに一台が停めてあり、朝のコーヒーを飲んでいると、もう一台が到着した。
 送電線巡視路に進むと、すぐにT字路となって、ここは右折。杉林の中を登っていくと送電線の鉄塔が現れ、さらにもうひと登りして335m小ピークに出ると二番目の鉄塔に到着する。ここでコースを南東に変えて緩やかに登っていくと、送電線巡視路と登山道との分岐になる。ここは巡視路の方が幅広で良く整備されているので、迷い込まないように注意が必要である。
 尾根の一段下のトラバース道が続くが、一般的な登山道といっても良いほどしっかりした道になっていた。小さなピークを越していく尾根道が続くが、北側の谷間には美しい紅葉が広がっており、しばしば足が停まった。431m小ピークからは一旦下りになり、その先の鞍部からは急な登りになる。滑りやすい泥斜面であるが、階段状に整備されてロープも張られて歩き易くなっていた。急坂を登りきると再び尾根上に出るが、山頂にはもうひと登りする必要がある。北側の展望が開けるが、山頂はすぐ先なので、そのまま先に進んだ。
 牟礼山の山頂は小広場になっており、大展望が広がっている。朝日連峰やえぶり差岳には、雪の筋が引かれていた。飯豊連峰や二王子岳は逆光だったので、山頂到着は午後になってからの方が良さそうである。登山道の整備も良くなっているので、次回は思い切って遅い時間に歩きだすことにしよう。光線の具合からすると、東に位置する葡萄鼻山から大境山、枯松山の連なりと谷間の紅葉の取り合わせが素晴らしかった。
 この日の登山者は5名のみで、紅葉の盛りの山としては、静かな山であった。

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