護摩堂山

護摩堂山


【日時】 2016年11月3日(木) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 護摩堂山・ごまどうやま・271m・なし(268.3m・一等三角点補点)・新潟県
【コース】 湯田上登山口駐車場
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田
【ガイド】 新潟ファミリー登山(新潟日報事業社)、新・新潟花の山旅(新潟日報事業社)

【時間記録】 8:40 新潟=(R.49、茅野山IC、R.403、田上 経由)=9:20 湯田上登山口駐車場〜9:40 発―10:06 一等三角点登山道分岐―10:12 東西遊歩道分岐―10:22 護摩堂山―10:35 一等三角点―10:48 一等三角点登山道分岐―11:14 湯田上登山口駐車場=(往路を戻る)=12:00 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。この新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山がハイキングの山として親しまれている。この山には、かつて山城が置かれ、南北朝時代(14世紀)には戦いの場になったと伝えられている。応永の大乱(1423年)では、中条町に拠点を持つ武将中条房資が一族を護摩堂山の要害に分勢し、田上原で守護代の長尾邦景と戦ったという。現在では、本丸跡、お屋敷跡、矢場、空堀跡等の遺構が残されている。山頂一帯には、あじさい園が設けられ、この時期は特に賑わう。

 11月3日の文化の日は、晴天の特異日と言われているが、日本海側の新潟ではあてはまらない。今日は、日本海を低気圧が通過し、冬型が強まって、太平洋側は晴になるが日本海側は雨になってしまう。朝起きてみると強風で木々が揺れて、横殴りの雨になっていた。朝食をとっているうちに雨は上がったので、とりあえず山へということで、最低ランクといえる護摩堂山に出かけることにした。護摩堂山は、最近ではあじさいの花の季節に大沢公園より高立山と菩提寺山と合わせた周回として歩いている。しばらく訪れていないメインコースの湯田上登山口から歩きだすことにした。  湯田上に向かう途中、雨が降ったり止んだりしていた。ゴルフ場コースの下をくぐるトンネルの先が、護摩堂山の登山口で、駐車場が設けられている。雨の中であるが、登山者の車が結構停まっていた。
 護摩堂山へは、地図では実線で記載されている、一般車は立ち入り禁止の林道の歩きになる。砂利も敷かれて良く整備されている。登山道周囲の木立は紅葉が始まったばかりであった。早くも下山してくる登山者にもすれ違った。林道は直線的に続き、傾斜がきつくなるところもあって、簡単な山ではあるが、結構息が荒くなる。林道脇には里山遊歩道やヒメサユリ園などが設けられていて、散策路が増えていた。
 一等三角点への登山道の分岐には、案内板も置かれて、迷う心配もなくなっていた。山頂が近づいたところで、 東西遊歩道の分岐になる。石切り場からアジサイ園に向かうため、左の道に進んだ。石切り場を見てひと登りすると茶屋の脇に出た。花の季節には賑わうアジサイ園であるが、誰もいなかった。ひと登りして護摩堂山の山頂に出たが、雲が広がって新潟平野の市街地が僅かに見えているだけであった。強風が吹き寄せてくるので、そのまま下ることになった。
 遊歩道を少し下ったところで、一等三角点への登山道に進んだ。こちらは、本格的な登山道で、雨のために滑りやすく足元に注意が必要であった。一等三角点の置かれた小ピークからは急な下りになる。最後にトラバース気味に歩くと、行きの登山道に合流する。途中、里山遊歩道を歩いてから下山した。
 午後は、天気が回復したものの、夜になると再び本格的な雨になった。

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