角田山

角田山


【日時】 2016年8月27日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【コース】 登り:稲島コース 下り:湯の腰コース
【ガイド】 新新潟ファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 8:20 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由)=9:05 稲島登山口〜9:30 発―10:18 向陽観音堂―10:28 角田山〜10:43 発―11:26 湯の腰コース登山口―11:53 稲島登山口=(往路を戻る)=12:50 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている山である。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。豪雪地の新潟にあって、海岸部にあることから冬でも積雪量はそう多くはなく、四季を通じて登山を楽しむことのできる貴重な山になっている。

 普通の登山コースから五頭山にひさしぶりに登って、角田山の稲島コースが気になってきた。角田山は毎年登っているといっても、最近は花の多い日本海側からのコースがほとんどで、最も利用者の多い稲島コースを最後に登ったのは2005年1月のことである。天気予報では、前夜の雨は上がるというものの、遠出する気にもならず、これも2004年9月以来ということになる湯の腰コースと合わせて歩くことにして出かけた。
 ひさしぶりの稲島登山口は、白線で大きくバス用駐車スペースが設けられて、道路を挟んで第二駐車場も設けられていた。最近は、県外からの登山者も増えているようであるが、遠くからやってきて登るなら灯台コースと思うのだが。
 歩く準備をしていると雨がぱらついて、しばらく車の中で様子見となった。幸い、歩きだした後は、雨が降ることはなかった。
 稲島コースは、最初は林道幅の道が続く。山に向かってまっすぐに延びているが、傾斜がきつく足の負担が大きい。前日までの猛暑もひと段落して秋を思わせる気温になったが、汗が噴き出てきた。
 林道終点広場の手前で登山道が始まるが、ステップ部がコンクリートで固められた階段道が整備されていた。ここも山に向かって真っすぐ登っていく道で体力が必要である。脇のパイプから道が流れ出ているお地蔵さまに行きあたったところから九十九折の道が始まる。ここからは、擬木丸太の階段になるが、段差が大きい所もあって、辛い登りになる。不動尊が現れると、もうひと登りで尾根上に出て、ひと息つくことができる。
 尾根沿いにもうひと登りすると、向陽観音堂に出ることができた。雲が垂れこめていたが、黄色に色づき始めた稲田を見下ろすことができた。今年にインドネシアで世界遺産になっている稲田を見学したが、新潟の稲田の方が美しいなと思った。
 向陽観音堂から角田山まで歩いた所で大休止にした。雨上がりのためか、山頂で休んでいる登山者も数人で、いつになく少なかった。
 下山は、湯の腰コースに向かった。尾根沿いに下っていき、宮前コースを左に分けると、やがて急な階段下りが始まった。宮前コースは、地形図にひかれている破線と異なって、尾根沿いに下っていく。誰にも合わないコースであったが、登山道自体は良く整備されていた。最後に尾根を左にはずして谷間に下り、沢沿いに歩くと、すぐに林道のヘアピンカーブ地点に飛び出した。
 後は、山麓を縫う林道を伝って、稲島登山口に戻った。

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