角田山

角田山


【日時】 2016年8月6日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高三角点・県名】
 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【コース】 浦浜コース
【ガイド】 無し

【時間記録】 6:40 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、角田浜、R.402 経由)=7:30 浦浜登山口〜7:52 発―8:42 五ヶ峠分岐―9:07 角田山〜9:30 発―9:51 五ヶ峠分岐―11:00 浦浜登山口=(往路を戻る)=12:00 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。四季を通じて登られている山であるが、特に春の雪割草の時期には、県外から観光バスを連ねて団体がやってくるようにもなっている。夏は、標高も低く暑いことから敬遠されがちであるが、お盆が近づく頃、浦浜コースは、キツネノカミソリの花が群落となって咲くことから、この時期に限っては登山者で賑わうことになる。

 角田山は家からも近く、多くのコースがあって楽しめる山であるが、単なる運動場として使いたくはなく、特別な時期に登ることにしている。春の雪割草やカタクリと並んで、夏のお盆前のキツネノカミソリの時期は、毎年の恒例になっている。今年は、例年よりも早めのキツネノカミソリが咲いたようなので、出かけることになった。
 浦浜登山口に到着すると、広場の外周部は車で埋まっていた。中央部に駐車スペースは残っているものの、なかなかの盛況である。角田山の幾つもある登山コースの中でも、浦浜コースの人気はそれほど高くはないものの、この時期だけは特別である。
 車の中でコーヒーを飲みながら朝食をとっていると、早くも下山してきたグループがいた。休憩もいれれば3時間ほどはかかるであろうから、夜明けから歩きだしたのだろうか。
 薮蚊対策に虫除けスプレーをかけて歩き出した。浦浜コースは、丸太階段で良く整備されているが、一段が高く歩幅が合わない。登り始めの急登と暑さで大汗が流れ出てきた。息も上がったところで、東屋に到着、柱が傾いているが撤去されておらず、この後も使い続けるようであった。
 ここからは、傾斜も緩み、キツネノカミソリとヤブランの花も現れて山歩きを楽しむことができる。花の写真は後回しにして、先に急いだ。
 しばらくすると花も途切れて、歩きに専念することになる。下ってくる登山者とも度々すれ違い、この時期は早朝登山が流行っているようである。上の東屋は撤去されてベンチだけになっているが、その先で五ヶ峠分岐に到着する。角田山の山頂まではだらだらの登りだが、結構長く感じられた。到着した角田山の山頂は、いつもより空いていた。時間の関係もあり、山頂でお弁当を広げて長く休まず、そのまま下ってしまう者が多いようである。日陰のベンチを見つけて腰を下ろしてひと休みした。気温は上がっていたが、山頂を吹き抜ける風は気持ちよかった。
 下りの途中、キツネノカミソリの写真撮影を行った。キツネノカミソリは、咲き始めでしおれたものがまだ無く、美しい花を見ることができた。

山行目次に戻る
表紙に戻る