袴腰山

袴腰山


【日時】 2016年5月21日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 下田周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 高城・たかじょう・370m・なし・新潟県
 袴腰山・はかまごしやま・526.1m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/森町、粟ヶ岳
【コース】 高城より八木神社へ
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:20 新潟=(R.49、茅野山、R.403、加茂、七谷、R.290、上谷地、森町 経由)=6:25 院内原遺跡〜6:45 発―7:04 高城登山口―8:08 高城―8:45 袴腰山―9:36 追分の松―9:52 八木鼻―10:10 八木神社―10:32 院内原遺跡=(往路を戻る)=11:45 新潟
 袴腰山は、粟ヶ岳から東に延びる尾根の末端部に位置する山である。袴腰山への登山道は、長禅寺からと八木鼻からのコースが主に利用されている。特に長禅寺から高城を経由する登山道は「ひめさゆりの小径」として、5月中旬から下旬にかけては、地元開催の祭りも行われ、ヒメサユリ見物のハイカーで賑わう。

 雪割草、カタクリと春の花を楽しんだが、早くも初夏の花のヒメサユリの季節がめぐってきた。ニュースでも、高城のヒメサユリは今週末が盛りになるとアナウンスしていた。花は見たいが、ヒメサユリ祭りで大混雑は必至ということで、早朝発で歩くことにした。幸い、ヒメサユリは夜の間に花が閉じるということはないし、5月末ということで日の出も早くなっていて、写真撮影も朝のうちから行える。
 高城の大駐車場に到着してみると、まだ数台しか停まっていなかったが、下山後の車道歩きを短くするため、少し進んだ先の院内原遺跡脇の路肩スペースから歩きだすことにした。
 車道を戻り、大駐車場から林道に進んだ。林道は急で、いきなり息が切れる。ヒメサユリ目的の観光客は、この坂に結構苦しめられるのではないだろうか。以前はシャトルバスが坂上まで上がっていたこともあったように思うが、現在は、車は通行止めになっている。
 時間も早いこともあって、維持管理協力金200円の徴取所は閉まっていた。登山道入口からひと登りし、左手から登山道が合わさると、その先からヒメサユリのお花畑が広がるようになる。確かに盛りの状態であった。この先は、花の撮影をしながらの歩きになった。まだ人もほとんどおらず、撮影のために足を停めている脇を、たまにハイカーが追い抜いていく状態であった。大型三脚を持ったカメラマンは全く見かけなかった。最初は、太陽が低いかなと思ったが、歩いているうちに太陽の光も強くなってきた。
 花の撮影をしながら歩いていくと急坂になって、それを登り切ると高城に到着した。この日の多くのハイカーはここで引き返す者が多いようであるが、山歩きとしては袴腰山まで足を延ばさないのは手抜きとなる。撮影モードはここまでとして、歩きに専念することにした。一旦下った後に、袴腰山への急登に取り掛かった。結構苦しめられる登りで、頂上が近づいたところで、足が止まった二組を追い抜くことになった。早くも下山してくる登山者にもすれ違ったが、相当な早立ちであったのだろう。
 袴腰山の山頂は、ヤマツツジが満開状態であった。台地の奥に進み、粟ヶ岳を眺めながら大休止にした。花を見るためには来た道を戻るのが良いのだが、そろそろ混雑してきているはずである。人も少ないはずの八木鼻コースへと下ることにした。
 袴腰山からは、一気の下りになるが、ロープも取り付けられて、斜面にステップが切られて以前よりも歩きやすくなっていた。三角山へと下っていく登山道も目で追え、その向こうには残雪をまとった守門岳が大きく山裾と広げていた。
 快調に下りを続け、少し登り返して追分の松に到着。ここで最明寺コースに向かおうとしたら、通行止めになっていた。昨年下った時は砂防ダムの脇に出たので、工事がさらに進んでいるのだろう。
 八木神社コースに向かうことになった。八木鼻の上に寄ってから九十九折の道を下った。幸い、八木神社と最明寺はそう遠くはない距離にある。車道歩きの途中、ヒメサユリ祭りの間に運行されているシャトルバスとすれ違ったが、逆方向のために袴腰山から下ってきた時は使いづらい。車に戻って、大駐車場の前を通り過ぎると、駐車場も満員になっていた。

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