徳網山

徳網山


【山域】 朝日連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 徳網山・とくあみやま・787.5m・三等三角点・山形県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/朝日岳/徳網
【コース】 樋倉登山口より
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:30 新潟=(R.7、十文字、R.113、小国、五味沢 経由)=7:30 徳網山登山口〜7:55 発―9:25 徳網山〜9:35 発―10:40 徳網山登山口=(往路を戻る)=12:35 新潟
 徳網山は、山形県小国町の北、朝日連峰から流れ出る荒川の右岸に位置する山である。登山道の無い山であったが、2005年9月に五味沢と小国町の合同で登山道が開かれた。山頂からは、朝日連峰と飯豊連峰の双方の眺めを楽しむことができる。

 晴の予報が出て、飯豊あるいは朝日連峰の眺めの良い山を考え、徳網山に出かけることにした。徳網山は、登山道が整備された2005年のに登ったきりなので、すでに11年が過ぎている。
 下関を過ぎると、真っ白に雪をまとった飯豊の眺めが広がり、期待が高まった。白い森交流センターりふれを過ぎて荒川に掛かる樋倉橋に到着すると、徳網山の山頂の眺めが広がっており、写真撮影のために車を停めることになった。
 樋倉橋を渡ると、徳網山登山口の標柱があり、左手に農道を進む。140mほど進んだところで、右に曲がるが、直進方向にも車の轍が続いていたので、注意が必要である。以前と同じように、農道は草が車の下をする状態であったが、登山口の駐車場は刈り払いが行われていた。
 登山口の看板は地面に落ちて字が消えかかっていたのが、登山道の状態の不安のもとになった。朝から気温が高く、Tシャツだけで歩きだした。杉林の中を登り出すと、すぐに雑木林の尾根になって、ひと登りすると台地に出た。台地を横切ると、その先は尾根沿いの登りが続くようになった。505m点の尾根に出ると、谷越しに徳網山の眺めが広がった。結構距離があるように見えた。
 登山道周囲には、ブナの大木も見られ、新緑を楽しみながらの歩きになった。登山道は、尾根の合流点などで、所々で急になるものの、歩きやすい状態であった。徳網山の山頂から南西に落ち込む尾根沿いの歩きになると、西側斜面が切り落ちるようになった。660m付近は木の根を足がかりに登る急坂で、下りは特に足元に注意が必要になった。一旦尾根の傾斜は緩やかになったが、山頂近くで、露岩も現れる急坂になり、それを抜けると徳網山の山頂に到着した。
 徳網山の山頂からは、大朝日岳を中心とする朝日連峰と二王子岳から北股岳を経て飯豊本山に至る飯豊連峰の眺めが広がっていた。大展望の山として、徳網山がもっと知られていないのは不思議である。
 食事するにはまだ早い時間なので、展望をひととおり楽しんだ後に下山にうつった。この日の登山者は、登山口近くで出会った二組三名のみであった。
 次回は、飯豊・朝日連峰に初雪が降った紅葉の時期に登りたいものだが、チャンスに恵まれるだろうか。

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