猿ヶ城

猿ヶ城


【日時】 2016年3月5日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 守門岳周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 猿ヶ城・さるがじょう・650.9m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/守門岳/栃掘
【コース】 遅場より
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:50 新潟=(R.49 茅野山、R.403、加茂、R.290、下田 経由)=7:05 遅場〜7:20 発―9:50 猿ヶ城〜10:30 発―12:05 遅場=(往路を戻る)=14:20 新潟
 猿ヶ城は、越後と会津を結ぶ八十里街道入口の吉ヶ平の北側、守門川右岸にある山である。夏道は無いことから積雪期に登ることになる。

 先週に続いて、干支の山として吉ヶ平を見下ろす猿ヶ城を登ることにした。距離が少し長いことから雪が締まるのを待っていた。
 いつものように、遅場から歩きだすことにした。道路脇の雪原に上がったが、段々になった田圃の間を用水堀がえぐれており、直線的には歩けず、右往左往することになった。谷の入り口で、西側の杉林に向かうトレースがあったが、いつものように東側の尾根に向かった。ひと登りして林道に出て、その道路脇の切通しが緩い所から枝尾根に取り付いた。この後は、尾根沿いの緩やかな登りが続くようになる。
 雪の表面は固くなっていたが、その下は柔らかい最中状で、結構体力を消耗する歩きになった。谷を巻いて杉林に入ると、西側の尾根からのトレースが合わさって、この後は歩きやすくなった。猿ヶ城へは幅広尾根が続くが、途中で小ピークの乗り越しもある。気温も上がったていることから大汗をかきながらの歩きになった。向かって左側には芝倉山や645m無名峰、粟ヶ岳の眺めが広がり、山頂からの展望が楽しみになった。
 登っていく途中は620mピークが猿ヶ城の山頂のように見えるが、実際の山頂はその奥である。二重山稜状の幅広尾根から再び尾根に乗ると、その先の鞍部近くで細尾根が現れる。今回は雪庇も落ちて問題なく通過でした。猿ヶ城下の鞍部からの取り付き部は急斜面であるが、斜めに登って折り返すと、その先はブナ林の中の問題のない登りになる。
 猿ヶ城の山頂は小雪原になっており、トレースの主が造ったテーブルが残されていた。テーブルの幅からすると、三名ほどのグループように思えた。トレースはさらに南方向の尾根に続いていた。吉ヶ平の山荘へ下ったようである。
 先回の2012年3月4日の山行に続いて、快晴の山頂を堪能することができた。粟ヶ岳や矢筈岳、青里岳といった川内山塊の眺めが広がり、また東には大岳から守門岳のかけての火口壁が一望できた。また番屋山が吉ヶ平を見下ろすように聳えていた。
 帰りは小ピークの登り返しで、体力を消耗した。杉林に出て西側の尾根を下ろうかと迷ったが、雑木林の広がる東側の尾根に回って、マンサクの花を探した。雪の中に、咲き始めの黄色い花が広がり始めているのを見つけることができた。来週には雪割草の花も咲き始める頃で、季節も春に変わってきている。

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