月山

月山


【日時】 2016年1月10日(月) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雪

【山域】 津川周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 月山・がっさん・336.5m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/越後豊川
【コース】 小山より
【ガイド】 緑に親しむ新潟県森林浴の森100選(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:40 新潟=(R.49、津川 経由)=8:15 小山〜8:40 発―9:23 月山〜9:28 発―9:56 小山=(往路を戻る)=11:40 新潟
 月山は、会越国境の御神楽山の登山口にあたる上川村にある丘陵である。山頂付近には、ブナ林が残り新潟森林浴100選にも選ばれ、ハイキングコースとして整備されている。

 三連休初日の金倉山で予想以上のラッセルを行って、疲労も出たため二日目は山はお休み。三日目は是非とも山に行かなければならないが、悪天候が予想された。最近の雪山シーズン初めの定番になっている津川の月山に登ることにした。
 新潟平野から阿賀野川の谷沿いに進むと、とたんに雪が多くなって、道路にも轍が刻まれる状態になり、車の運転も慎重になる必要があった。登山口の小山の集落へは上り坂になるが、なんとか車を進めて、集落奥の除雪終点地点に到着した。
 雪道を苦労しながら車を走らせてきたものの、山の雪は少なく、除雪終点の雪溜まりも僅かな高さであった。車の轍も除雪終点に続いていたが、往復はしていないので、奥に停めてあったトラックを、雪の予報が出たために下ろしてきたような感じであった。
 スノーシューはザックに取り付けて、つぼ足で歩きだした。150mほど先に月山登山口の標識が置かれており、林道から分かれて左手の谷間に下る。谷間の田圃脇に出ると、吹き溜まりによって雪も深くなったが、すぐ先の登山口から先は杉林の中に入って雪も少なくなるはずなので、そのまま歩き続けた。
 沢状の窪地に入ると、杉林の中のために雪は少なく、土も出ている状態であった。直進して前方を横切る尾根に上がり、ここで左折。夏道を辿るのも容易な状態であった。急坂をひと登りすると、杉木立が続く尾根沿いの登りになる。木の幹や枝に雪が付いて美しい姿を見せていた。
 そのままつぼ足で歩き続けることもできたのだが、背負っているのも重たいので、スノーシューを履いた。
 ひと登りで石灯籠の立つ広場に到着し、この先が本コース一番の難所になる急坂になるが、ラッセルもないので、簡単に突破できた。もう一度急坂を登ると、杉木立の中にお堂が見えてきて、月山に到着となる。南斜面のブナが着雪によって白く染まって美しい姿を見せていた。悪天候でも、山を歩けば、美しい風景に出会うことができる。お堂の軒下の縁側に腰を下ろしてひと休憩した後に下山に移った。
 この日の月山は雪も少なくて、登山自体は簡単に終わったが、帰り道では、除雪車が動く大雪になっていた

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