猿平山、十六山

猿平山、十六山


【日時】 2016年1月3日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雨

【山域】 加茂丘陵 【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 猿平山・さるひらやま・218m・なし・新潟県
 十六山・じゅうろくやま・206.7m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【コース】 林道麻布谷鹿峠線の峠部より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:50 新潟=(R.49、茅野山、R.403、加茂、R.403、R.289、麻布 経由)=7:55 林道麻布谷鹿峠線途中〜8:15 発―8:22 十字路―8:38 猿平山―8:52 十字路―9:10 十六山―9:27 十字路―9:34 林道麻布谷鹿峠線途中=(往路を戻る)=11:10 新潟
 猿平山と十六山は、新潟平野の東の縁を形作る加茂から三条の間に広がる丘陵地帯にあり、共に北側を林道が通過しているが、山頂への道は無い。

 今年の干支にちなんで猿のつく山に出かけることにした。新潟周辺でいくつもの候補が上がるが五頭連峰の北端の猿ヶ馬場山は馬年に登っている。本命は猿毛岳であろうが、山頂に山小屋ができてから常連が登っており、混み合う可能性が高い。結局、加茂丘陵の猿平山を登ることにした。
 高峰山の南の麻布谷からアプローチすることにしたが、この季節、例年なら雪によって途中で雪による通行止めになっているはずだが、今年の暖冬からすると、相当奥まで車で入れる気がした。
 麻布谷への林道に進んだが、雪は全くなかった。林道麻布谷鹿峠線の分岐に出て様子をうかがったが、路肩に僅かに雪が見られるだけで、車を進めることはできそうであった。林道麻布谷鹿峠線は、舗装道路であるが、濡れた落ち葉が積もっており、スリップに注意が必要であった。峠が近づいたところで、路肩スペースがあったので、ここから歩き出すことにした。正月の食べ過ぎの解消に少し運動をする必要がある。
 5分ほど歩くと峠に到着した。林道麻布谷鹿峠線は南に下っていくが、それに交差して未舗装の林道が稜線通しに続いている。左折すれば猿平山、右折すれば十六山になる。十六山も後で登ることにして、まずは猿平山に向かった。前回登った2003年からはかなり経っているので、踏み跡のようなものは無いかと探しながら歩いているうちに山頂下に出てしまった。道端に庚申塚があり、そこから伐採地に踏み入り、左手の杉林に入って尾根上を目指した。尾根上に出ると、笹が広がっていたので、杉林側に少し入って進んだ。
 大きな杉の木のあるピークに出たが、GPSはその奥のピークを示していた。最初のピークから下った所は溝上になっており、地形図に出ている植林道の跡のようであった。ひと登りで猿平山の山頂に到着した。山頂一帯は藪で、赤布のような人工物も無かった。干支の山であっても、登る者はいないようであった。
 林道に戻って、今度は十六山を目指した。十字路からもうひと歩きで山頂下に出た。道型があったのでこれを辿ることにしたが、円を描くように山腹を巻いていくだけであった。その上にも道型があり、植林のための作業道が同心円状態で付けられたようである。高みを目指して直登することにしたが、茨がはびこっており、棘の出た枝を避けるのに苦労した。尾根上に出ると、すぐ近くで三角点が見つかり、登頂ということになった。この山は、00年12月以来ということになるが、ピークハント目的以外には訪れる者はいないであろう。
 曇り空のもとに藪漕ぎ山行を終えることができたが、家に向かって車を走らせるうちに本降りになって、良い時に登山を終えることができた。

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