鳥屋山

鳥屋山


【日時】 2016年1月2日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 北会津
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 鳥屋山・とやさん・586.6m・一等三角点補点・福島県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/野沢
【コース】 別茶屋より
【ガイド】 分県登山ガイド「福島県の山」(山と渓谷社)

【時間記録】 6:45 新潟=(R.49 経由)=8:20 別茶屋登山口〜8:45 発―9:48 鳥屋山〜10:00 発―10:33 別茶屋=(往路を戻る)=12:20 新潟
 鳥屋山は、磐越道西会津ICの北の阿賀野川左岸にある里山である。一等三角点が置かれ、山頂は木立に囲まれているが付近からは飯豊や磐梯山の眺めが広がっている。漆窪から始まる登山道沿いにはカタクリの群落が広がっており、4月中旬頃にお花畑を楽しむことができる。

 年が明けてもあいからわず、雪の少ない状態が続いている。スノーシュー歩きを開始したいところだが、新潟周辺では、藪を覆うだけの雪が降っておらず、登山道のある山を選ぶしかない。結局、定番ともいえる鳥屋山に出かけることにした。
 新潟・福島県境付近でも山の斜面は地肌が見えている状態であった。いつもは国道から軽沢に曲がった所のスペースに車を停め、国道脇の崖を這い上がっていたが、今回は雪が少ないため、本来の別茶屋登山口から歩き出すことにした。
 スノーシューはザックに括り付けて歩き出した。登山口から林道に進むと、前日に歩いたらしいスノーシューのトレースが続いていた。雪も少ないため、そのままつぼ足で歩き続けた。国道脇に戻るように進み、台地に出てからはカーブを交えながら登っていくと、尾根沿いの登りに変わる。トレースもあってコースを見定める必要もなく気楽な歩きではあるものの、ものたりなくも感じた。
 雑木林の尾根の登りを続け、杉林の脇を通り過ぎた先で、雪も少しは深くなったので、スノーシューを履いた。現在使っているMSRのスノーシューは2005年から使っており、留め具のゴムバンドの先端が劣化によってちぎれたりしているので、ゴムバンドをすべて新品に交換した。6000円ほどかかったので、新しいスノーシューを買うか迷ったのだが、他の部分に異常はないので、とりあえず使い続けることにした。スノーシューは、普及したての頃から使っており、現在は五代目であるが、MSR EVO ASCENTで問題は無く満足している。MSRライトニングのようにデッキをはったものでは、雪山シーズンに毎週末使うと、10年はもたないような気がする。
 スノーシューを履くと、雪道の歩きも余裕が生まれてきた。水場付近は登山道が右から左へと大きく変わるが、トレースも逸れることなく続いていた。登りに息を切らせるが、そう長くはなく、山頂の肩の分岐に到着した。山頂は、そこからひと登りである。山頂のベンチは雪に埋もれていたが、三角点は頭を出していた。鳥屋山は、一等三角点に相応しい展望ピークであるが、雲が広がって、磐梯山や飯豊の眺めは閉ざされていた。
 気温は高めといっても、山頂は風が吹き抜けて寒く、ひと休みして下山に移った。久しぶりのスノーシュー歩きであるが、下りは楽であっというまに登山口に戻ってしまった。

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