山葵山

山葵山


【日時】 2015年12月13日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り
【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
山葵山・わさびやま・693m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/ 出湯
【コース】 魚止滝登山口より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:40 新潟発=(R.49、水原、R.290、少年自然の家 経由)=7:25 赤安山登山口〜7:45 発―7:50 魚止滝登山口―8:18 尾根取り付き―9:13 山葵山〜9:18 発―9:52 尾根取り付き―10:14 魚止滝登山口―10:23 赤安山登山口=(往路を戻る)=11:30 新潟着
 五頭連峰は、飯豊連峰の前衛峰で、阿賀野川と加治川の間25kmほどに、新潟平野の縁に沿って1000mに満たない峰々を連ねている。松平山は、北部を代表するピークで、一等三角点が置かれており北部を代表するピークになっている。山葵山は、松平山に至る登山道の途中にあるピークである。

 前日の笠菅山登山で、五頭連峰の雪はほとんどないことを知った。五頭山あたりは混雑しているはずなので、静かな山歩きをするため、松平山をめざし、条件が悪ければ山葵山までで引き返すという計画を立てた。
 松平山は2011年に登ったのが最後で、魚止滝入口までの林道の状態を忘れていたので、赤安山登山口近くのスペースに車を停めて歩き出した。結局、魚止滝入口までの林道は問題なく車で走れ、駐車スペースもある状態であった。
 魚止滝入口には、松平山は健脚向きという警告文が置かれていた。一旦下ってから木の橋で対岸に渡る。急斜面をひと登りすると台地に出て、この後は右岸沿いのへつり道が続くようになる。滝を見下して展望の良い道であるが、足元が切り落ちていて、足元に充分な注意が必要である。枝沢を渡ると尾根の末端に出て、ここから急な登りが続くようになる。九十九折状態に道が付けられているので、歩きやすくなってはいるが、体力は必要である。途中で傾斜が緩むと、ブナ林も現れて気持ちの良い歩きになった。
 稜線部が近づいてくると、周囲に笹原が広がるようになった。丸みを帯びたピークを目指して登っていき、松平山への登山道と分かれて左に入ると、山葵山の山頂に到着した。山葵山の山頂からは、緩やかに起伏する稜線が松平山に向かうのが見えていた。さらに五頭山から赤安山へと続く稜線も谷向こうに延びるのを眺めることができた。
 雪はやはり少なく、松平山の山頂付近だけが白く染まっているだけであった。夏道の状態で歩けるなら、松平山まではあと1時間ほどで、どうしようかと考えていると、黒雲が流れてきて雨粒が落ちてきた。天気の崩れが早まったようで、みぞれになれば、稜線歩きは厳しいものになる。松平山はあっさりと諦めて下山することにした。
 急斜面の下りは、時間的には短かったが、足に負担がかかった。この下りの足の負担を考えて、松平山は健脚向きということになっているのかもしれない。

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