不動堂山

不動堂山


【日時】 2015年11月21日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雨

【山域】 菅名山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 不動堂山・ふどうどうやま・557.4m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/村松
【コース】 登り:送電線巡視路口 下り:林道終点直登コース
【ガイド】 新潟100名山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:55 新潟=(R.49、R.403、新津、五泉、村松 経由)=8:05 林道入口〜8:24 発―8:45 鉄塔―9:46 八合目直登コース分岐―9:55 不動堂山―10:02 八合目直登コース分岐―10:31 林道終点登山口―11:04 林道入口=(往路を戻る)=12:20 新潟
 不動堂山は、菅名山塊の南端にあり、主峰よりは一段低いものの、早出川のほとりに三角形の均整のとれた姿を見せる山である。また、福連寺山は、菅名山塊が早出川に落ち込む最後の高まりである。不動堂沢を挟んで不動堂山と向かい合い、小さいながらも独立した山の形をなしている。早出川を挟んで向かい合う雷山とともに「東光院物語」の伝説の舞台になっている。

 せっかくの三連休ではあるものの、天気予報では、中日の日曜だけが雨から免れるようであった。土曜日は、雨でも歩ける山として不動堂山に向かうことにした。
 今回は、林道終点の登山口に下山するつもりでああったので、キノコ工場奥の空き地まで車で進んだ。歩き出す準備をしていると、軽トラックが到着して、ゲートの鎖を外して林道を進んでいった。ただ、この車はすぐ先で停車しており、山仕事の車であったのか不明であった。
 いつものように送電線巡視路から登り始めた。ジグザグ道が造られているが、尾根末端の急斜面で、一気に汗が噴き出る。11月末にもかかわらず、暖かい日が続いている。
 送電線の鉄塔下に出ると、川内山塊の眺めが広がるが、厚い雲が広がって展望は閉ざされていた。もうひと登りすると尾根上に出て、後は小さなアップダウンを交えながらの登りになる。紅葉の美しい尾根ではあるが、すでに散り終わっていた。
 途中、雨粒が落ちてきたが、すぐに止んで、雨具の上着を着込む必要はなかった。長靴に雨具のズボンを履いての歩きなので、少々雨が降ろうと気にする必要はない。
 ブナが見られるようになると、八合目分岐に到着する。この先は、ブナ林を見ながらもうひと歩きになる。イメージとしては、八合目というよりは九合目といって良い。不動堂山に到着したが、ガスが流れて展望もないので、すぐに下山にうつった。
 八合目からは、林道終点へのコースに進んだが、この登山道も良く整備されている。急斜面であるが、落ち葉に滑って尻餅をつかないように注意する必要はあるものの、危険というほどではない。
 登山道に戻ってからは、林道歩きで車に戻った。この林道を歩いたのは2011年10月以来ということになるが、土砂崩れ箇所は直されていたものの、木が倒れこんでいて、不通状態になっていた。  三連休で新潟市にも近いにもかかわらず、不動堂山は、誰にも合わない静かな山であった。近くの雷山は、山小屋ができて登山者も多くなっており、人気の度合いに差ができている。

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