朴ノ木峠

朴ノ木峠


【日時】 2015年11月14日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 朴ノ木峠・ほのきとうげ・398m・なし・山形県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/小国/小国
【コース】 足野水より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:45 新潟=(R.7、R.290、R.113、赤芝発電所 経由)=8:25 足野水〜8:45 発―9:30 朴ノ木峠―9:51 健康の森入口―10:14 朴ノ木峠―10:54 足野水=(往路を戻る)=12:50 新潟
 朴ノ木峠は小国と足野水を結ぶ越後米沢街道の十三峠のひとつである。現在では、この区間に林道が開かれているが、コースは別で、旧街道は残されている。峠からは飯豊の眺めが開けており、十三峠の中でも展望の良い峠になっている。

 この週末も雨。越後米沢街道の十三峠歩きの続きとして、朴ノ木峠に向かった。玉川の手前の下新田で新田橋を渡って玉川沼沢線に向かう。分岐からはひと走りで足野水に到着した。玉川から足野水までは、昔は萱野峠を越す必要があったが、現在では遠回りと言っても、車ならそれほど時間はかからない。足野水は車道沿いに数軒の民家が点在するだけで、街道沿いの集落であったことを想像することも難しい。
 萱野峠の登山口を過ぎた先の朴ノ木沢の左岸側に朴ノ木峠の登山口があった。民家の脇を抜けて沢沿いに進むと、小さな砂防ダムの堰堤を越した先で踏み石伝いに右岸に映ることになった。坂をひと登りすると枝尾根沿いの緩やかな歩きになった。
 旧街道を思わせる幅広の道が続いていた。ただ、電柱の列が直線的に峠まで続いているのが、少々目障りであった。そでも脇に逸れると、沢を見下ろしながらの気持ちの良い歩きになった。紅葉もすでに散って、木立は寒々とした姿を見せていた。
 峠が近くなると、水が流れ込んで、ぐずぐずの道になった。雨の中の歩きということで長靴を履いているので、気にはならなかったが、ぬかるみの防止のために石畳を設けたということが納得できた。
 最後に旧坂を登ると、車道の通過している朴ノ木峠に到着した。峠のすぐ下にでべそ山の登山口があることから、この峠は訪れたことがあった。飯豊の展望を楽しむことのできる峠であるが、残念ながら雲が垂れこめていた。峠脇には聖観音のお堂があり、階段を登って中をのぞいたが空のようであった。聖観音の上に向かって道が切り開かれていたが、これは健康の森の遊歩道のようであった。
 朴ノ木峠から下っていくと、石畳がかなりの長さで現れた。さらに下っていくと、ばけもの杉が現れて、その先で健康の森に到着した。健康の森にはバンガローが並んでいたが、冬を前にして、なにやら工事を行っていた。旧街道の入口に標識は見られなかったが、冬を前に撤去されてしまったのかもしれない。
 健康の森から小国へは、車道歩きになるため省略して引き返すことにした。

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