萱野峠

萱野峠


【日時】 2015年11月8日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 飯豊連峰周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 萱野峠・かやのとうげ・278m・なし・山形県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/小国/小国
【コース】 玉川より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:45 新潟=(R.7、R.290、R.113、赤芝発電所 経由)=8:20 玉川〜8:40 発―9:03 萱野峠―9:58 林道―10:18 足野水―10:36 林道―11:03 萱野峠―11:34 玉川=(往路を戻る)=13:10 新潟
 最近、見直しが進んでいる越後米沢十三峠街道のうち、玉川と足野水を結ぶ区間にある峠が萱野峠である。

 雨の予報が出たので、先日の大里峠に続いて、その隣の萱野峠を歩くことにした。2006年11月11日に歩いているが、この時は大玉側からの往復であったので、今回は足野水まで歩いて引き返すことにした。
 玉川小中学校の入口に萱野峠の案内板があり、その斜め向かいに萱野峠の入口がある。民家の脇を抜けて坂道を下っていくと、玉川大橋と呼ばれる吊り橋に出て、これを渡る。玉川の流れは紅葉とあいまって美しい姿を見せていた。
 橋を渡った先の杉林の中で右にも踏み跡が分かれるが、正しい道は直進。ひと登りすると屋敷跡という案内板が現れた。沢沿いの道から離れると、登山道上に石畳が見られるようになった。萱野峠コースでは、多くの範囲で石畳が見られた。落ち葉が積もって石畳みが覆われ、うっかり足を下ろすと滑るところもあるので、若干歩きにくかった。道の状態は、刈り払いもしっかり行われており、以前よりも歩きやすくなっていた。
 峠手前は台地状になっており、湿地になった窪地があった。これが萱の原で、峠の名前の由来になったようである。この先はひと登りで、萱野峠に到着した。峠付近は、足野水側から杉林が広がってきており、峠を示すようなものは無いのが残念であった。
 足野水側に進むと、緩やかな斜面に幅広の道が続いていた。杉林が途切れると、美しい紅葉の風景を楽しむことができた。
 傾斜が緩むと、菱子沢の徒渉点に出た。水量は少ないし、雨の中で長靴を履いているので、沢を渡るのは問題は無かったが、岸辺が切り立っていて足場が乏しく、這い上がるのに苦労した。対岸に渡って周辺を眺めると、アルミ製の横板が木に立てかけてあった。冬の準備として、橋を撤去してしまったようである。旧街道歩きは、紅葉の盛りの今が適期と思えるので、残念である。その先でも、二回の徒渉が必要になった。
 林道に飛び出したところで左に進むと、40m程で旧道が始まっていた。足野水もすぐと思ったものの、この先は尾根の乗り越しがあって、もうひと汗かくことになった。最後に民家の横を抜けると、足野水の車道に飛び出して、引き返しになった。
 雨の中の歩きで、引き返しは少々辛い歩きになった。

山行目次に戻る
表紙に戻る