横手山

横手山


【日時】 2015年9月13日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 守門山塊周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 横手山・よこてやま・531m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/守門岳/栃堀、穴沢
【コース】 道院遊歩道
【ガイド】 新潟日帰りファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:40 新潟発=(R.49、亀田、R.403、加茂、黒水、R.290 下田、二日町、栃堀 経由)=8:10 刈谷田川ダム公園〜8:25 発―9:00 横手山―9:45 道院〜10:05 発―11:27 刈谷田川ダム公園=(往路を戻る)=13:20 新潟
 道院は、かつて守門岳へのスキー登山の基地として利用されてきたが、車道が通じて現在はアウトドア行楽地になっている。この道院へは刈谷田川ダムから遊歩道が整備されているが、登山口から1031段の階段を登ったところのピークが横手山で、守門岳方面の眺めが開けている。この遊歩道は、地元の登山愛好家には、体力養成コースとして親しまれているようである。

 日曜日は午後から雨になるようなので、半日で登れる山として、道院遊歩道に出かけることにした。市販のガイドブックに掲載されているにもかかわらず歩いていないのが気になっていた。
 最近は高速を使わずに小出方面に抜けるルートとして栃尾は度々訪れている。栃堀の集落を抜けたあと、刈谷田川を渡り、道なりにカーブを交えながら高度を上げるとダムサイトの 刈谷田川ダム公園に到着した。トイレもあったのでここから歩き出したが、ダムの堰堤を過ぎた先にも駐車場があったので、そこから歩いた方が登山口に近かった。
 ここに置かれた道路標識には、「道院遊歩道」、「横手山展望台1031段」と書かれていた。コンクリート敷きの道を引き返す方向に登っていくと、小広場に出て階段登りが始まった。自然に階段を数え始めたがすぐに判らなくなった。幸い、100段おきに標識が置かれ、ベンチを設けられていた。いきなりの急登で、息が切れた。幅広の遊歩道が設けられており、中央には杭が立てられていた。300段を過ぎると一旦傾斜が緩んだが、その先も階段登りが続いた。きつかった階段登りも最後には体も慣れてきた。一般的には、途中で休み休みしながらの登りになるのであろう。確かに体力養成には良いコースである。
 標高差250mの階段を登り終えると、ベンチの置かれた小広場に出た。ここが横手山の山頂であった。守門岳の眺めが広がっており、絶好の展望地になっていた。この日は雲がかかって山頂も暗く沈んでいたが、晴れの日に訪れたいピークであった。その先に東屋が置かれていたが、展望は階段を登り切った所の方が良かった。
 横手山から一旦下ると、幅広の遊歩道が続くようになった。路肩の削り方を見ると、林道として設けられた道のようであった。 刈谷田川ダムによって使われなくなったのを、整備しなおしたように思えた。僅かなアップダウンを繰り返し、道院に向かっては緩やかな登りになった。坂部には擬木の段々が整備されているので、道院までの階段登りは、さらに加わることになる。
 荒れた林道に出ると、その先に道院ヒュッテがあった。道院が守門岳登山の前進基地であった頃は、高松宮殿下や深田久弥氏など各地の岳人が宿泊したという。中をのぞきたかったが、鍵がかかっていた。
 その先で、池の中の島に渡る橋があったので、そこで大休止にした。池越しには守門岳を望むことができ、美しいところであった。守門岳が新雪に覆われた時にまた来たいと思わせる眺めであった。湖畔にはボートが並べられていたが、人影はなかった。車道を下って駐車場に出ると、その周辺には大勢の人が訪れていた。奥まで入っていかないのは不思議である。
 この後は、車道歩きで刈谷田川ダムに戻った。歩きにかかった時間を見ると、車道歩きの方が時間がかかっていた。遊歩道をそのまま戻った方が短時間で済むようなので、次回は遊歩道を使うことにしよう。

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