高坪山

高坪山


【日時】 2015年9月12日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 蔵王山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 高坪山・たかつぼやま・570.5m・二等三角点・新潟県
 大山・おおやま・523.7m・四等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/中条、小国/坂町、中条、越後下関、安角
【コース】 蔵王コースより荒島城コース
【ガイド】 分県登山ガイド「新潟県の山」(山と渓谷社)、新・新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新潟花の山旅(新潟日報社)

【時間記録】 6:00 新潟発=(R.7、十文字、R.113 経由)=7:05 中間路側帯〜7:28 発―7:32 高坪山登山道入口―8:13 黒川分岐―8:29 高坪山―9:11 虚空蔵コース分岐―9:25 大山―9:58 荒島城跡―10:27 荒島城コース登山口―10:42 登中間路側帯=(往路を戻る)=12:00 新潟着
 北は荒川、南は胎内川に挟まれた、日本海の海岸線に沿って南北に延びる低山帯を蔵王山塊と呼ぶ。高坪山は、この山塊の最高峰である。高坪山は、荒川町梨木からと黒川村蔵王からの登山道が、それぞれ周遊コースとして歩くことができることから、ハイキングの山として親しまれている。最近、荒川町梨木からの登山道として、虚空蔵コースと蔵王コースに加えて、荒島城コースが整備されて、さらに変化に富んだ山歩きができるようになった。

 この週末は、南会津の山と考えていたのだが、福島県から関東平野北部にかけて大雨になって、会津田島での橋の流出や、茨城県での鬼怒川の堤防決壊などの大騒ぎになってしまった。これは、雨雲が一線となって移動し、同じところに雨が降り続ける線状降水帯によるものである。この気象用語もニュースで何度も取り上げられて、、今年の流行語に選ばれそうな勢いである。
 遠出はあきらめて近場の山ということで高坪山に出かけることにした。もう一つの候補は焼峰山を考えていたのだが、高速で新発田に近づいていくと、雲が垂れこめて二王子岳も隠されていたので、高坪山に向かうことになった。
 荒島城コースを下山に使うため、高坪山の登山者用駐車場ではなく、登山口を通り過ぎた350m先の路肩帯に車を停めた。登山口周辺は路上駐車禁止の立て看板が置かれていたが、ここなら安心して車を置ける。
 車道を戻り、登山道に進んだ。登りは蔵王コースに進んだ。杉林の中をトラバースして沢を渡ると、階段登りが始まる。以前よりも登山道の整備によって階段部が多くなった感じである。足を上げるのが辛くなるが、トレーニングと思って頑張ることにした。見晴らしに出て、一息つくことができた。
 尾根沿いの登りを続けると、蔵王集落への登山道との分岐になる。その先は緩やかな登りが続くが、小さな高まりを越すと、高坪山への最後の急登になる。周囲はブナ林が広がっているが、周囲を眺めるには余裕がない。
 時間も早いためか、高坪山に山頂には誰もいなかった。高坪山の先は美しいブナ林が広がっており、写真を撮りながらの歩きになった。主稜線にのって小ピークに登り返すと、飯豊見晴らしになるが、雲がかかって二王子岳の山頂も隠されていた。
 この先は、小さなアップダウンがあり、虚空蔵峰までは意外に長く感じる。虚空蔵峰の三叉路からは荒島城跡への道に進む。道型はしっかりしているものの、笹がかぶっているところもあり、歩く登山者は少ないことが判る。大山三角点ピークを越すと、貝附山城へのコースが分かれるが、ここには新しい「貝附山城跡地」という標識が置かれていた。「荒島城跡地」という標識は根元から折れて倒れており、見やすいように置きなおしたが、そのうち無くなる可能性がある。同じような山城の名前なので、コース間違えを行わないか心配である。
 荒島城跡へは尾根沿いの下りが続く。周囲にはブナ林も広がっており、気持ちの良い道であるが、滑りやすい急斜面のところもあるので、足元には注意が必要である。空堀から急斜面を登り返すと荒島城跡に到着した。ここには新しい標識が置かれており、位置を確認することができた。  荒島城跡の登山口に下りたって後は車道歩きになるが、整理体操と思えば良い。

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